北斗市議会 > 2022-03-01 >
03月01日-議案説明・質疑・委員会付託・一般質問-01号

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  1. 北斗市議会 2022-03-01
    03月01日-議案説明・質疑・委員会付託・一般質問-01号


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    令和 4年  3月 定例会(第1回)        令和4年第1回定例会会議録(第1号)                 令和4年3月1日(火曜日)午前10時00分開会     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〇会議順序(議事日程) 1.開 会 宣 告 1.開 議 宣 告 1.日程第 1 会議録署名議員の指名について 1.日程第 2 会期の決定について 1.日程第 3 諸般の報告について 1.日程第 4 議案第1号令和4年度北斗市一般会計予算についてより議案第8号令和4         年度北斗市下水道事業会計予算についてまで 1.日程第 5 議案第15号北斗市一次産業振興対策事業基金条例の制定について及び議         案第17号北斗市個人情報保護条例の一部改正についてより議案第19号         北斗市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてまで 1.日程第 6 議案第21号北斗市社会教育委員設置条例の一部改正についてより議案第         23号北斗市老人医療費の助成に関する条例の一部改正についてまで及び         議案第28号北斗市保健センターにおける指定管理者の指定について 1.日程第 7 議案第16号北斗市農業担い手育成奨学金貸付条例の廃止について、議案         第20号北斗市手数料徴収条例の一部改正について、議案第24号北斗市         特別工業地区内の建築制限に関する条例の一部改正についてより議案第2         7号市道路線の廃止についてまで及び議案第29号北斗市観光交流セン         ターにおける指定管理者の指定について 1.日程第 8 議案第9号令和3年度北斗市一般会計補正予算についてより議案第14号         令和3年度北斗市下水道事業会計補正予算についてまで 1.日程第 9 通告による一般質問 1.延 会 宣 告   ─────────────────────────────────────────〇出 席 議 員(22名) 議 長  4番 中 井 光 幸 君  副議長 21番 白 戸 昭 司 君      1番 仲 村 千鶴子 君       2番 渡野辺 秀 雄 君      3番 前 田   治 君       5番 伊 藤 洋 平 君      6番 佐々木   亮 君       7番 髙 村   智 君      8番 新 関 一 夫 君       9番 花 巻   徹 君     10番 寺 澤 十 郎 君      11番 吉 田 直 樹 君     12番 玉 森 大 樹 君      13番 栃 木 正 則 君     14番 工 藤 秀 子 君      15番 高 田   茂 君     16番 小 泉 征 男 君      17番 白 石 勝 士 君     18番 山 本 正 宏 君      19番 水 上   務 君     20番 秋 田 厚 也 君      22番 坂 見 英 幸 君   ─────────────────────────────────────────〇会議録署名議員      9番 花 巻   徹 君      15番 高 田   茂 君   ─────────────────────────────────────────〇本会議に出席した説明員 市     長  池 田 達 雄 君    教 育 委 員 会  永 田   裕 君                       教  育  長 選挙管理委員会  種 田 信 二 君    代 表 監査委員  野 口 秀 一 君 委  員  長 農業委員会会長  和 田 勝 雄 君   ─────────────────────────────────────────〇市長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 副  市  長  工 藤   実 君    会 計 管理者・  出 口 弘 幸 君                       総 務 部 長 市 民 部 長  深 田 健 一 君    民 生 部 長  浜 谷   浩 君 建 設 部 長  山 崎 勝 巳 君    総 合 分庁舎長  田 中 正 人 君 総務部出納室長  小 林 博 郁 君    総務部総務課長  小 坂 正 一 君 総務部企画課長  楠 川   修 君    総務部財政課長  川 原 弘 成 君 総務部税務課長  上 野 雅 弘 君    総務部収納課長  福 澤 雄 輝 君 市民部市民課長  京 谷 弥 生 君    市民部環境課長  川 島   勉 君 市  民  部  高 田   剛 君    市  民  部  加 藤   聡 君 七 重 浜支所長               茂 辺 地支所長 民  生  部  佐 藤 雅 彦 君    民生部子ども・  松 本 教 恵 君 社 会 福祉課長               子育て支援課長 民  生  部  田 中   宏 君    民  生  部  高 松 孝 男 君 保 健 福祉課長               国 保 医療課長 経済部農林課長  冨 田 祥 之 君    経  済  部  石 坂 弘 之 君                       水産商工労働課長 経  済  部  澤 口 則 之 君    経済部観光課長  新 川   学 君 水産商工労働課 水 産 担当課長 建設部土木課長  若 山 太 一 君    建  設  部  新 井 貴 行 君                       都 市 住宅課長 建  設  部  中 谷 雅 昭 君    総 合 分 庁 舎  小 野 義 則 君 上 下 水道課長               市 民 窓口課長 総 務 部総務課  前 澤 正 毅 君 総 務 係 長   ─────────────────────────────────────────〇教育委員会教育長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 教 育 次 長  梅 田 一 生 君    特命担当教育次長 八木橋 直 弘 君 学 校 教育課長  京 谷   亨 君    社 会 教育課長  佐 藤   毅 君 学 校 給 食  畑 山 弘 司 君 共同調理場所長   ─────────────────────────────────────────〇選挙管理委員会委員長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 書  記  長  小 坂 正 一 君   ─────────────────────────────────────────〇農業委員会会長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 事 務 局 長  吉 田 賢 一 君   ─────────────────────────────────────────〇本会議の書記(議会事務局) 事 務 局 長  山 田 敬 治 君    次     長  大井川 かおり 君 議 事 係 長  寺 田 純 一 君 ────────────────── △市長就任挨拶  ────────────────── ○議長(中井光幸君) 開会に先立ちまして、池田市長より、市長就任に当たり御挨拶があります。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- 議員の皆様、傍聴されております皆様、おはようございます。 本日、定例会の開会に当たりまして、市長就任の御挨拶の機会をいただき、誠にありがとうございます。 私は、このたび、任期満了に伴う北斗市長選挙におきまして、引き続き2期目の重責を担わさせていただくこととなりました。改めて、市長の職責と使命の重さに身の引き締まる思いであり、本市のさらなる発展に向け、誠心誠意、全力で取り組んでまいる所存でございます。議員の皆様をはじめ、市民の皆様には、特段の御支援と御協力をお願い申し上げたいと存じます。 私は、4年前に就任して以来、様々な課題解決に向けて取り組んでまいりました。2期目を迎える今、新型コロナウイルスの感染拡大と急速に進む人口減少という二つの喫緊の課題に直面しております。 第6波と言われる新型コロナウイルス感染拡大は、いまだ収束を見通せず、依然として多くの市民や事業者の皆様が不安を抱えている状況でございます。この難局を乗り越え、一日も早く安心できる生活を取り戻せるようにすることが市長としての責務であると肝に銘じ、引き続き感染拡大防止対策と経済対策を市政の最重要課題として取り組んでまいります。 また、人口減少問題につきましては、昨年、国勢調査に基づく本市の人口が直近5年間で2,088人減少の4万4,302人となりました。人口減少が進みますと、生産年齢人口が減少し、生産性、経済力の低下が避けられません。また、高齢化率の上昇も相まって、福祉、介護、医療、教育、道路等の社会インフラも十分な手当てができない状況になってしまいます。さらには地域コミュニティーの維持が保てなくなり、防犯や交通安全、防災等に支障を来すことも考えられますし、地域の文化の継承も危ぶまれることも考えられます。 人口減少対策も含めた主要施策の詳細につきましては、後ほど市政執行方針の中で説明させていただきたく存じますが、今後も人口減少に歯止めをかけるべく、できる限りの事業展開をしていかなければならないと考えております。 最後になりますが、私のまちづくりに対する基本姿勢は二つでございます。一つ目は、市民目線に立ち、市民による市民のためのまちづくりを進めることを、二つ目は誰一人取り残さない社会の実現を目指すSDGsの理念に基づくまちづくりでございます。 私の基本姿勢と公約で掲げた八つの政策目標を着実に実現することが、住んでみたい、住んでよかった、住み続けたいという「選ばれるまち」につながっていくものと思っておりますので、市民の皆様が誇りに思える北斗市の実現に向けて全力で取り組むことをお誓い申し上げます。 今後とも、市民の皆様並びに議員の皆様の一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、就任に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。       (拍  手) (午前10時00分 開会) ────────────────── △開会宣告・開議宣告  ────────────────── ○議長(中井光幸君) おはようございます。 ただいまから、令和4年第1回北斗市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 ────────────────── △日程第1   会議録署名議員の指名について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、     9番 花 巻   徹 君    15番 高 田   茂 君を指名いたします。 ────────────────── △日程第2   会期の決定について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今定例会の会期は、本日から16日までの16日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、今定例会の会期は、本日から16日までの16日間とすることに決定いたしました。 なお、会期日程は、既に配付のとおりであります。 ────────────────── △日程第3   諸般の報告について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第3 諸般の報告をいたします。 今定例会において、市長から提出された議件は、議案第1号より議案第29号までの、以上29件であります。 本日の議事日程は、印刷してお手元に配付のとおりであります。 地方自治法第121条の規定により、本会議に出席を求めた説明員及びその委任者は、その職氏名を印刷して、お手元に配付のとおりであります。 次に、監査委員から、令和3年11月分から令和4年1月分までの例月出納検査報告書及び財政援助団体等監査報告書が提出されましたので、その写しをお手元に配付いたしました。 次に、今定例会に出席する説明員の会期中における一般質問並びに議案の審議に伴う入退席については、あらかじめこれを許可することにいたします。 次に、今定例会に出席する議員、説明員、傍聴者及び報道関係者については、議事堂内においてはマスクを着用することにいたします。 また、発言をする場合においても、マスクを着用したまま行うことにいたします。 次に、議員及び説明員の本会議への水の持込みについては、これを許可することにいたします。 次に、野口代表監査委員から、本日の会議に遅参する旨の届出が、また松野経済部長から本日の会議を欠席する旨の届出がありました。 以上で、諸般の報告を終わります。 ────────────────── △日程第4   議案第1号令和4年度北斗市一般会計予算についてより議案第8号令和4年度北斗市下水道事業会計予算についてまで ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第4 議案第1号令和4年度北斗市一般会計予算についてより議案第8号令和4年度北斗市下水道事業会計予算についてまでの、以上8件を一括議題といたします。 本件に関しては、市長から令和4年度の市政執行方針の説明のため発言を求められておりますので、これを許します。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- 令和4年第1回北斗市議会定例会の開会に当たり、新年度の市政執行に臨む基本方針と施策の一端を申し上げさせていただきます。 私は、本年1月に行われました北斗市長選挙におきまして、引き続き市政を担わせていただくこととなり、市民の皆様の市政に対する大きな期待と責任の重大さを実感しているところであります。 私は、平成30年に市長に就任した際、「みんなが住みよいまちづくり」の達成に向け、市民目線に立ち、市民による市民のためのまちづくりを理念として、北斗市の新たなまちづくりを進めてきました。今後も初心を忘れず、本市の発展のため、市長としての責務に全力を傾ける所存でございます。 1期目の4年間を振り返りますと、第2次北斗市総合計画、第2期北斗市まち・ひと・しごと創生総合戦略などの行政計画を着実に展開し、誰一人取り残さない包摂的な社会の実現を目指すSDGsの理念に基づくまちづくりを目指し、1期目の市長就任時に公約として掲げた各施策については、市民の皆様、議員各位の御理解と御協力を賜り、その全てを実施できたところであります。 後半の2年間は、全世界で猛威を振るい続ける新型コロナウイルス感染症への対応に重きを置き、国の施策はもとより、本市独自の施策として、緊急かつ集中的な多岐にわたる第19弾までの取組を進めてきました。今後においても、市民の皆様、市内事業者の皆様が安心できるよう、現下に適した効果的な施策を展開してまいります。 さて、我が国の経済情勢は、新型コロナウイルス感染症蔓延による厳しい状況から徐々に持ち直しの動きが見られるものの、その動きに弱さもあり、また、供給面での制約や原材料価格の動向による下振れリスクに注意する必要があり、さらには、足元では変異を繰り返すウイルスの出現による感染再拡大への懸念が生じていることから、感染症による内外経済への影響を注視する必要があるとされています。このような状況の下、政府は、成長と分配の好循環を実現するため、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策を策定したところであります。 北斗市の財政は、決算に基づく健全化判断比率、資金不足比率などからも、現在のところ健全性を維持していますが、少子高齢化による社会保障経費、公共施設等の老朽化に伴う関係経費など、財政構造の硬直化につながる経常的な経費が増加傾向にあります。 令和4年度の予算編成に当たりましては、教育、福祉、医療、環境などの市民の皆様に身近な施策に対応するため、国の地方財政計画との整合性を図りつつ、特定目的基金の有効な活用などにより歳入歳出のバランスを保ち、持続可能な財政運営を念頭に置いた予算の編成を行っています。 初めに、市政に当たります私の基本方針について申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の影響や少子化と若年層の転出による人口減少により、北斗市ではこれまでに経験したことのない新たな事態に直面しています。特に、人口減少問題は、地域経済の縮小や地域コミュニティーの担い手不足などが懸念され、本市の財政運営にも支障を来すことから、最優先に取り組まなければなりません。令和2年国勢調査の結果では、本市の人口が4万4,302人となり、5年前の前回調査と比べ2,088人の減少となっています。 新型コロナウイルス感染症対策は、感染防止対策はもちろんのこと、経済対策など一日も早くコロナ禍以前の日常に戻さなければなりません。 そのほかにも、出生率の向上・改善、雇用の創出、新函館北斗駅前のにぎわい創出や減災を基本とする防災体制の確立、また、漁業経営が危機的な状況にあるなど基幹産業の活性化と、本市が抱える行政課題は多岐にわたっていますので、事業の選択と集中の考えを常に意識し、併せて民間活力との連携も積極的に進めてまいります。 新年度は、私の市長としての2期目をスタートする年度となりますが、市民の皆様とともに、SDGsの理念に基づくまちづくりの推進に向け、市民目線の視点を持ちながら、市民による市民のためのまちづくりを進めることを、市政の基本方針とするものであります。 次に、今申し上げた市政の基本方針に基づき、新年度に取り組む主要な施策について御説明申し上げます。 第1は、人口減少問題への取組についてであります。 人口減少問題への取組の柱であります子育て支援については、全国的に見ても高い水準であるものと認識している現行の妊産婦の健診や子ども医療費助成、産後ケア事業の充実、多様な保育サービスなど、その水準を引き続き維持するとともに拡充を図ってまいります。 新年度からは、市内の全ての子供とその家庭、及び妊産婦などへの福祉に関し、的確で適切な支援に係る業務を担う子ども家庭総合支援拠点を民生部に開設します。さらに、ウィズコロナを踏まえ、妊婦インフルエンザ予防接種の支援を実施するほか、弱視の早期発見、治療のため屈折検査機器を導入し、健診体制の強化を図ります。 人口の社会動態の改善に向けた移住・定住促進対策については、効率的かつ効果的なプロモーションの実施や、償還免除を可能とした奨学金制度の積極的な利用の促進、UIJターン奨学金償還支援事業などの移住・定住支援制度を引き続き実施してまいります。 シティプロモーションについては、北斗市の強みである文化やスポーツを活用した取組を展開してまいります。この基軸となる「音楽のまち・ほくと」に関しましては、令和2年度、令和3年度に引き続きPR番組を制作するほか、新年度からは指導者の育成、音楽を通じたまちづくりを推進する施策の実施を中心的に担う指導主事を教育委員会事務局に新たに配置し、幅広く本市の認知度と地域イメージの向上を図ってまいります。 空き家バンクや商店街等元気づくり事業は、空き家、空き店舗の利活用による効果が顕著であり、今後は関連する施策連携を強めるなどにより、移住・定住の促進を図ってまいります。 第2の力強く成長する産業の形成でありますが、新年度におきましても、現行の支援制度を継続する中で、一次産業、商工業のバランスの取れた振興を図ってまいります。 農業については、新型コロナウイルス感染症の影響による外食産業の低迷や、労働力不足などの不安材料を抱えていますが、経営の効率化と所得向上を目指し、デジタル化社会を見据えたスマート農業のさらなる普及促進を図るため、施設園芸用ハウス等の導入への助成を行うなど、営農基盤を強化する支援を継続するほか、新規就農者への支援をさらに充実してまいります。 中長期的に北斗市の魅力を高めることが期待される文月・向野地区におけるワイナリー起業構想については、醸造用ブドウの産地化とワイナリーを核とした関連事業の集積による新たな産業振興と観光資源とを絡めた観光エリアの創造を図り、大野農業高等学校との交流や、サッポロビール株式会社が三ツ石地区に開園しているグランポレール北海道北斗ヴィンヤードとの連携も視野に、新たにワインによる地域活性化検討会議を立ち上げ、複合的かつ創造的な視点の下、効果的な支援策を早急に示してまいります。 林業については、近年、自然災害による甚大な被害が発生していることを受け、災害防止などの観点からも森林整備の推進が喫緊の課題となっていることから、国は令和2年度より、森林環境譲与税を前倒しで増額しています。 新年度においても、この森林環境譲与税を活用し、未整備私有林の現況調査、私有林整備に対する助成、木製玩具の出生記念品としての贈呈を引き続き実施するほか、航空写真を撮影し、森林の管理をより円滑、適切に実施してまいります。 水産業については、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、魚介類の販売額が引き続き低迷している中にあって、令和3年度は、道東、函館湾での赤潮が原因と考えられる秋サケ水揚げ量の大幅な減少から、漁業経営が危機的な状況となっています。 新年度は、ウニ、ホッキ、アサリ、アワビ、ナマコの育てる漁業への助成を引き続き行うほか、カキについては現行の助成制度を拡充し、資源の品質向上や確保、増殖を積極的に推進します。また、新たな機器等の導入費用に対する助成制度を創設するなど、漁業者の経営支援を強化します。 なお、一次産業の各種施策については、現行の支援制度を継続、拡充する中で、一次産業と商工業のバランスのとれた振興を図るため、新たに一次産業振興対策事業基金を設け、確実な財源を確保することで、継続的な支援の実施に向けた財政環境を整えてまいります。 雇用対策については、人口減少問題への取組としても重要な雇用創出を図るため、令和3年度に実施した雇用状況等調査の調査結果を踏まえ、北斗市に適した雇用創出のための施策の実施に向けた作業を加速するとともに、ウィズコロナにおける積極的な企業誘致活動や企業へのトップセールスなどに努めてまいります。 陸・海・空と多様な交通アクセスに優れた北斗追分インターチェンジ周辺地区については、市街化調整区域における地区計画制度を活用し、工業・物流産業等の立地が可能となるよう、都市的土地利用への転換に向けた取組を進めてまいります。 商工業については、地域経済の活性化を図るため、北斗市商工会との連携をさらに深めるとともに、商店街等元気づくり事業補助金中小企業競争力向上事業補助金などの商工業活性化支援施策や中小企業への支援施策のほか、ウィズコロナを踏まえた感染症拡大防止対策に取り組む市内事業者への助成については、新年度も引き続き実施してまいります。 第3は、次代を担う子供への応援についてであります。 北斗市の子供たちが、学校や全道、全国の場ですばらしい活躍を見せており、次代を担う子供たちの活躍は本市にとっての大きな財産であります。そのため、北斗市教育大綱に基づき、教育委員会と連携し、子供たちの力を引き出す教育環境づくりをしっかりと進めてまいります。 新年度の教育行政執行方針は、この後、教育長から申し上げますが、私に与えられた責務をしっかりと果たすべく、教育環境対策として、令和2年度に拡充した奨学金制度、国のGIGAスクール構想により導入した児童生徒1人1台のタブレット端末の効果的な活用を図るための支援事業を引き続き実施してまいります。また、補助教員の配置、学校施設の長寿命化など、安全・安心な学校づくりのため、必要な予算の確保に努めたところであります。 さらに、新年度においては、冒頭で申し上げました子ども家庭総合支援拠点を開設し、児童虐待等の防止に向けた組織体制を強化するほか、保護者の経済的負担の軽減を図るため、同一世帯の就学要件を撤廃した上で、第2子以降の学校給食費を無償とします。 第4は、安心できる福祉・暮らしに身近な環境の向上であります。 少子高齢化が一層進行する人口減少社会において、できる限り予防可能な疾病を防ぎ、身体機能や生活機能を維持することは、健康長寿を実現していくためにも、また、持続可能な社会を実現していくためにも重要です。 市民の皆様は、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響により、日々不安な生活を強いられており、安心して日常を過ごすことができることの大切さを再認識しているものと思います。市民の皆様が安心して健やかに暮らせる地域づくりを推進するため、新年度におきましても、全国的に見ても高い水準にある福祉、介護、医療などの各種施策を維持するとともに、一部施策の見直しと拡充を図りながら推進してまいります。 市民の健康づくりに関しましては、地域との連携により多くの市民が参画する健康づくりの推進を目指し、自らの健康は自らで守ることが重要という考えから、各種検診や各種予防接種に対する費用の助成、特定健康診査の受診率向上対策、栄養・食生活の改善対策などを引き続き実施するとともに、新年度は、高齢者の皆様に加え、冒頭で申し上げました妊婦の皆様に対するインフルエンザ予防接種への支援を実施するほか、保険適用となる不妊治療費については、医療費の自己負担分無償化と遠方での治療に係る交通費等を助成することにより、安心して治療ができる環境を整えます。 また、高齢者とその家族の皆様が安心できる環境づくりのため、見守りQRコード付シールを活用した取組や、見守り確認機器の購入費用への助成を新たに実施します。 第5は、若者や女性、高年齢者がチャレンジできる環境づくりであります。 起業の促進を図るための取組は、若者や女性、高齢者の就労支援や、新たな人の流れを生み出すことで、交流人口や関係人口の増加につながるものと考えています。新年度においても、商店街等元気づくり事業補助金のほか、函館地域産業振興財団との連携の下、引き続き創業者への支援を実施してまいります。 女性の社会進出において重要な子育て世代への支援については、第2期北斗市子ども・子育て支援事業計画に基づき、基本的視点である子供を生み育てる環境の充実、子育て環境の充実、子供への虐待防止の推進のための施策を引き続き展開してまいります。 市内の社会福祉法人との協議を重ねてまいりました潜在的待機児童の解消策については、限りある施設・機能と保育士人材の確保など、保育環境の再構築に向けた検討結果を踏まえ、子育て支援センターの統廃合と保育士バンクの活用などによる改善策を講じてまいります。 第6は、北海道新幹線効果拡大への取組についてであります。 北海道新幹線の開業から間もなく6年が経過しようとしています。この間、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、北海道新幹線の乗車率は低迷している状況にありますが、高速交通網の拠点として、北斗市の立地環境の優位性は高く、北海道新幹線の札幌延伸により一層高まるものであります。 新函館北斗駅周辺地区については、3棟目のホテルや複合商業施設の建設計画など新たな構想の動きもあり、企業誘致による雇用創出への積極的な取組を進めてまいります。 また、企業誘致関係窓口のワンストップ化と機動的な対応を図る観点から、一部街区の取得を探るほか、札幌延伸を見据えた新たな視点の下、新幹線新駅周辺地区企業立地助成条例の助成期間延長や本社機能移転などへの助成制度拡充を行い、新函館北斗駅を起点とした地域経済の活性化を図る施策を展開してまいります。 観光振興については、北斗市に点在している魅力ある観光資源の磨き上げ、結びつけを実施し、観光客の市内周遊を図ります。農業体験や漁業体験などの着地型観光については、体験プログラムの充実化を図り、体験、周遊、滞在を通じた観光振興を促進してまいります。 新函館北斗駅前のにぎわいづくりについては、観光交流センター本館、及び別館の活性化に資する取組として、アンテナショップ「おがーる」を別館へ移転させ利便性の向上を図ったほか、ビジネス客等のニーズに対応し、新たにワークスペースを確保することで滞在時間の延長に努めているところであり、今後も活性化効果の拡大に取り組んでまいります。 令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりましたが、新函館北斗駅前通を歩行者に開放し、「食」をテーマとしたイベントを実施するほか、イルミネーション事業への助成も引き続き実施します。さらには、にぎわい創出のため昨夏以降、地域の方をターゲットとした様々なイベントを開催し、多くの来訪者にお越しいただきましたので、引き続き観光交流センターの集客力向上や新函館北斗駅周辺地区のさらなる活性化を図ってまいります。 スポーツ合宿については、交流人口増加、地域経済への波及効果という点においても重要な役割を担っており、新年度も引き続き実施します。また、令和5年度には全国高等学校総合体育大会の相撲競技大会が北斗市で開催されることが決定しており、関係者の受入れに万全を期するための体制整備を図り、冒頭でも申し上げましたシティプロモーションを兼ねたスポーツ大会の誘致についても積極的に取り組んでまいります。 第7は、安心・安全な都市環境の整備であります。 1点目は、災害対策・消防力の強化としまして、自然災害などから市民の人命を守り、市内経済への被害を最小限にとどめる減災という考えを基本に、自主防災組織と消防力を強化し、災害への対応力を高めてまいります。新年度は、情報伝達の多重化を進める防災ラジオの導入のため、中継局等の整備、導入計画を策定するほか、北海道が令和3年7月に公表した太平洋沿岸での最大クラスの津波が発生した場合の津波浸水想定区域図を踏まえ、津波ハザードマップの改訂を行います。 また、犯罪のない社会の実現による安全・安心なまちづくりを進めるため、特に不審者等の発生が多い中学校区内の公共施設を中心に、犯罪の抑止に有効な防犯カメラを設置します。消防・救急体制については、清川分団詰所の移転建替事業を引き続き実施するほか、当別地区に防火水槽を新たに設置することとしています。 2点目として、道路や河川、公園、公営住宅、上下水道などの社会資本については、将来需要を見通した改修や長寿命化対策を基本として取り組んでまいります。 通学路など、子供や高齢者の皆様の安全を確保するための市道整備については、千代田第2号線などの11路線を整備します。橋梁整備については、小川橋などの2橋、河川整備については、当別川などの7河川と東浜地区などの2排水路、街路事業については、引き続き上磯田園通の整備をそれぞれ進めてまいります。 運動公園については、幅広い世代、多くの市民の皆様に利用していただける公園を目指し、また、総合体育館の避難所機能を補完可能な屋外施設として、令和7年度の完成に向けた再整備を実施してまいります。主な整備構想としては、子供たち向けには、水遊び場や裸足で遊べる芝生公園、親子で遊べる遊具の設置、大人向けには、健康遊具やベンチを配置した周回コースの設置を予定しており、新年度は、運動公園全体の給排水施設の再整備に着手します。市営住宅については、富川団地など4団地の住環境の改善を進めてまいります。 3点目は、公共交通についてであります。 公共交通は、通勤、通学、通院など、市民の皆様の日常生活における移動手段として欠かすことのできないものです。このため、令和2年度に策定した北斗市地域公共交通計画に基づき、公共交通の利便性、効率性の向上を図り、持続可能な地域公共交通ネットワークを再構築してまいります。 新年度は、巡回ワゴンの本格運行のほか、通学定期券購入費用に対する助成制度を拡充し、道南いさりび鉄道に加え函館バス等の通学定期券も助成の対象といたします。 第8は、SDGsと都市生活環境づくりであります。 誰一人取り残さない包摂的な社会の実現を目指すSDGsの理念に基づくまちづくりは、北斗市の地方創生の実現に向けた指針であり、私の政治姿勢であります。SDGsの考え方をまちづくりに生かし、その理念を市民の皆様とともに広めてまいります。新年度は、市民の皆様一人一人が互いの個性や多様性を認め合い、自分らしく誇りをもって暮らせるまちづくりを推進するため、パートナーシップ制度の導入について検討してまいります。 デジタル・トランスフォーメーション、いわゆるDXの推進については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、社会全体のデジタル化を進めることの重要性が改めて認識されたところです。国のデジタル・ガバメント実行計画における各種施策について、北斗市が重点的に取り組むべき事項を具体化させ、庁内横断的に取り組んでまいります。 冒頭より申し上げています長期化する新型コロナウイルス感染症への対応、対策については、一日も早くコロナ禍以前に戻すため、新年度におきましても躊躇なく各種施策に取り組んでまいります。ワクチンの接種についても、市民の皆様が安全・安心に接種を受けられるよう職員一丸となり、3回目接種や12歳未満の子供への接種など、国の方針に基づいた接種体制の構築に努めてまいります。 事業の選択と集中については、少子高齢化や人口減少の進行、普通交付税の合併算定替えによる財政支援措置が令和2年度で終了したことなどにより一般財源の確保が厳しく、地方債や基金への依存度が引き続き高い状況の中、安定的で持続可能な財政運営を行うためにも、少子高齢社会に適した事業の見直しが必要と考えています。なお、令和7年度までの地方債発行が可能である合併特例事業債については、発行可能上限額である約121億円のうち、令和3年度末までで約8割を発行する予定であり、今後も運動公園整備事業などのまちづくりに資する施策の財源として、発行期限を見据えて有効な活用を図ってまいります。 公共施設については、人口減少などにより利用需要が変化していくことが予想されることを踏まえ、公共施設等の全体の状況を把握し、長期的な視点を持って、更新・統廃合・長寿命化などを計画的に実施するため、令和3年度に更新する公共施設等総合管理計画を踏まえ、財政負担の軽減・平準化を図るとともに、公共施設等の最適な配置を検討してまいります。 新年度においては、老人医療費助成制度の一部見直しなど、単にその事業を廃止するのではなく、ほかの施策に振り替えるなど、事業の選択と集中の考え方の基に予算編成を行ったところです。 今後も市民の皆様とともに、SDGsの理念に基づくまちづくりを推進することにより、全ての市民が活躍する地域共生社会の実現に向け、多様性に配慮した都市生活環境の向上に努めてまいります。 以上、新年度の市政に臨む私の所信を述べさせていただきました。 2期目となる任期をスタートした今、北斗市は、新型コロナウイルス感染症の拡大と、急速に進む人口減少という、これまで経験し得なかった新たな事態に直面しています。第6波と言われる感染症の感染拡大は、全国的に拡大し、いまだ収束が見通せない中で、依然として多くの市民の皆様や市内事業者の皆様が不安を抱えている状況にあります。 この難局を乗り越え、一日も早く安心できる生活を取り戻すことができるようにすることが、私の責務であると肝に銘じ、引き続き感染拡大防止対策と経済対策を市政の最重要課題として、あらゆる方策を尽くしてまいります。 私のまちづくりに対する基本姿勢は二つであります。 一つ目は、市民目線に立ち、市民による市民のためのまちづくりを進めること、二つ目は誰一人取り残さない社会の実現を目指すSDGsの理念に基づくまちづくりです。 私の基本姿勢と公約で掲げた8つの政策目標を着実に実現することが、住んでみたい、住んでよかった、住み続けたいという「選ばれるまち」につながっていくものと考えています。 結びに際し、市民の皆様と議員各位の御健勝と御活躍をお祈り申し上げますとともに、市政に対する一層の御支援と御協力を賜りますよう改めてお願い申し上げ、新年度に当たっての所信といたします。 ○議長(中井光幸君) 続いて、教育長から令和4年度の教育行政執行方針の説明のため発言を求められておりますので、これを許します。 永田教育長。 ◎教育長(永田裕君) -登壇- 令和4年第1回北斗市議会定例会の開会に当たり、新年度の教育委員会所管に関する執行方針について申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。 新型コロナウイルス感染症は、令和3年度も収束することがなく、市民の皆様、児童生徒には不自由な生活を強いることとなりましたが、ワクチン接種が順調に進み、制限の中ではありますが各種行事等を実施することができました。 また、コロナ禍で行われた東京オリンピック・パラリンピックでは、日本人選手の大きな活躍があり、特にパラリンピックでは、国民の皆様の障害を持つ人や障害者スポーツへの関心と理解が深まったものと思います。 教育の分野におきましては、新型コロナウイルス感染症対策を講じた中で、子供たちが楽しみにしていた修学旅行を全学校において実施できたことや、1人1台のタブレット端末が整備されたことにより、学校の臨時休校を想定したオンライン授業や家庭との連絡ツールとしての取組も進めることができました。 また、成人式につきましては、令和2年度は中止となりましたが、令和3年度は規模を縮小し、無事に挙行することができました。 北斗市の教育の基本的な考え方につきましては、SDGsの誰一人取り残さないという理念を基本とし、児童生徒の学力・体力の底上げや保護者との連携強化を図ってまいります。 また、小学校、中学校においては新学習指導要領が全面実施されており、これに対応するための授業改善も早急に進めてまいります。 これからの社会においては、急速に進展しているグローバル化、超情報化社会に対応できる教育を進めていかなければなりません。プログラミング教育や英語教育はもちろんでありますが、自らが疑問を持ち、課題を見つけてみんなで協力しながら課題解決をするという考え方の定着を図ってまいります。 一方では、基礎学力の定着がおろそかにならないよう一人一人に応じた学習指導、生活指導にしっかり取り組んでいく必要があります。 また、GIGAスクール構想により1人1台のタブレット端末が整備され、校内授業や校外活動においても活用されておりますが、今後さらなる有効活用を図るための研修等を教職員に対して実施してまいります。 さらに長引くコロナ禍においては、子供たちの日常生活や学校生活が制限をされ、子供たちの体力や心の状態が心配されております。特に人と人との接触が制限され、体験活動やコミュニケーションの不足が懸念されることから、タブレット端末を活用し、学校間や様々な人たちとのコミュニケーションが取れる活動などに取り組んでまいります。 道徳教育においては、自らの生命の尊さや、自己肯定感を高めるための教育を教科横断的指導の中で取り組むとともに、スマートフォンの普及によるSNSを利用したいじめやトラブルに関しては、学校と家庭において共通認識を持ち、徹底した対応をしていかなければなりません。 特に中学生につきましては、成人年齢が新年度から18歳に引き下げられることから、主権者教育を含め、大人となるための意識の向上に努めてまいります。 さらに北斗市手話言語条例の制定意義や手話を直接学ぶことにより、障害を持った人たちへの理解や思いやりを大事にする心を育ててまいります。 全国的な傾向でありますが、小・中学生の不登校が増加傾向にあり、北斗市においても例外ではありません。 不登校の原因については個々様々であり、家庭・学校は子供たちが何を悩んでいるのか、何に不安を持っているのかを察知する必要があります。そのため、子供たちが相談に来るのを待っているのではなく、定期的に児童生徒との個別面談を行うことや、学校内で相談がしやすい体制づくりを進めてまいります。 特に不登校児童生徒の学びの場であります適応指導教室の拡張や指導員の増員など教育環境の充実を図り、各学校との連携も今以上に密にしてまいります。 また、医療的ケア児を含む特別な支援を要する子供や、そのボーダーライン上にある子供たちも年々増加傾向にあることから、教育相談などの支援体制を充実させるため、学校教育課に新設されます教育支援係と、市長部局に新設されます子ども家庭総合支援拠点との連携を図り、保護者の子育てや学校教育に係る心配ごとの軽減に努めてまいります。併せて学習支援員の配置が十分ではないことから、新年度においては、学習支援員の増員を図ってまいります。 特色のある学校づくりにつきましては、土曜授業、総合学習、コミュニティ・スクールを活用し、地域特性等を考慮して地域との連携を図りながら進めてまいります。 教職員の働き方改革につきましては、北斗市働き方改革プランに基づき、引き続き改革を進めるとともに、校務用パソコンの更新や学習支援員を増員することで、その一助にしてまいります。 また、小・中学校が連携した相互乗り入れ授業や小学校における教科担任制をより進めていかなければならないと考えております。 部活動につきましては、スポーツクラブ等の協力をいただきながら、試験的な外部委託の実施に取り組んでまいります。 社会の急速な変容により、学習指導、生活指導の在り方、家庭教育の在り方が従来どおりの考え方では対応できない時代に突入してきており、常にその在り方を見直し、改めていく必要があります。 知・徳・体のバランスの取れた教育を推進することは変わるものではありませんが、家庭での変化や学校での出来事をお互いに共有するために、家庭・地域・学校がこれまで以上に連携を取りながら子供たちへの教育活動を進めていかなければなりません。 学校は児童生徒一人一人の個人的事情や家庭事情を把握した中で、個に対応した指導をしていくことが大切です。 今、校則や制服の見直しが全国で問題提起され、社会の変化に合わせた見直しが必要となっております。従来であれば学校が決めたルールを児童生徒に求めていたわけですが、今後は、児童生徒、保護者、学校運営協議会の意見を求めた上で、見直してまいります。 さらには、保護者や地域の方々に学校に対する理解を深めていただくため、新年度において学校ホームページの充実を図り、学校情報を分かりやすく広く発信してまいります。 防災教育につきましては、学校における避難計画について、より詳細な計画書を作成するとともに、学校の多くは避難場所として指定されていることから、従来の避難訓練にとどまらず、外部講師等を活用した防災教室などを積極的に開催し、児童生徒、教職員の防災意識の向上に努めてまいります。 学校施設につきましては、令和3年度の補正予算により大野中学校に多目的トイレを設置しておりますが、新年度においては長寿命化計画に基づいた久根別小学校の大規模改修工事を最終年として実施するほか、石別中学校の校舎と体育館の屋根改修工事、谷川小学校のグラウンド整備工事を実施してまいります。 学校給食につきましては、子供たちに安心・安全でおいしい給食を提供するために、地場産品の活用をさらに進めていくとともに、新しいメニューの開発に努めてまいります。 また、市長公約であります次代を担う子供への応援として、第2子以降の学校給食費の無償化を実施していくことといたします。 近年、子供たちを取り巻く環境が大きく変化しており、未来を担う子供たちの成長を支えるには、地域と学校が連携・協働し、社会総がかりで教育を進めていくことが必要です。地域活動の一層の活発化を図るため、地域と学校が主体となった学校運営協議会によるコミュニティ・スクールと連携を図り、地域とともにある学校づくりを進めることで、将来の地域を担う人材の育成、学校を核とした地域づくりを推進してまいります。 生涯学習の理念として市民の皆様が豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたってあらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができなければなりません。 今、社会は急速に変容しており、人口減少という大きな課題を抱え、労働力人口が減少している中で、国際化社会、超情報化社会へと進んでおり、高齢者においてもスマートフォンの普及は年々増加傾向にあります。 また、コロナ禍において不要不急の外出制限や3密回避など、人と人とのコミュニケーションが希薄になってきており、様々な情報収集や各種手続にインターネットを活用したものが多く見られるようになってきております。 このような社会では、超情報化社会における生活への対応が求められており、社会教育事業の在り方や社会教育委員の体制について検討してまいります。 北斗市においては、各種文化・スポーツ団体、サークル、高齢者大学が自主的な活動を進めておりますが、加入者数が年々減少傾向にあります。 社会教育事業においても、多種多様なニーズに対応していくために、事業に参加しやすい工夫が必要であります。 また、高齢者大学においても、講義によっては高齢者大学生以外の市民の皆様が気軽に参加できるオープンキャンパスの実施を検討してまいります。 青少年の健全育成につきましては、成人年齢が新年度から18歳に引き下げられることから、学校教育とも連携をし、大人としての自覚と責任を育む教育を進めてまいります。成人式につきましては、アンケート結果に基づき従来どおり20歳で行うこととし、名称については「二十歳(はたち)を祝う会」という形で実施する予定であります。 また、青少年育成大会や子ども議会において発表する子供の意見などについて、学校単位で話し合ってもらうことにより、子供たちの健全な成長につながっていくものと思っております。 図書館につきましては、近年情報化の急速な進展により、図書館利用者は減少傾向にありましたが、令和3年度から図書システムを更新し、新たに読書の通帳による事業展開を実施したところ、小学生を中心に図書館利用者、貸出冊数の増加が図られました。 従来から行われている図書館まつり、夜の図書館、読み聞かせ事業についても好評であり、今後においてもこれらの事業を継続するとともに、図書館利用者や図書ボランティアジュニアサポーターの意見を参考に、魅力ある図書館づくりを目指してまいります。 北斗市では、令和2年度より「音楽のまち・ほくと」を掲げたまちづくりを進めていく方向性が示されております。 これは、決して吹奏楽だけにこだわるものではなく、様々なジャンル、年齢層において音楽に親しみ、音楽活動が活発になることによって市民の皆様が明るく健康で生きがいを持てることを目的としており、社会教育事業においても、市民の多くの皆様が参加できる音楽関連の事業を実施していくことといたします。 文化財につきましては、令和3年に北海道・北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産に登録されたことにより、郷土資料館での縄文展や松前藩戸切地陣屋展などの特別展が好評でありましたので、今後においても来場者に興味関心を持っていただけるような企画展示を行ってまいります。 また、無形文化財につきましては、コロナ禍で披露する機会がなく、活動が停滞しておりますが、学校との連携を図りながら貴重な無形文化財の伝承に努めてまいります。 スポーツ活動につきましては、社会教育の一環であり、健康で楽しい生活を送るためには必要なものであることから、より多くの市民の皆様が参加できるスポーツ大会やスポーツ教室を開催してまいります。 各種運動施設の充実した総合運動公園では、多くの市民の皆様がスポーツに親しんでおります。また、令和2年度にオープンした北斗市フットボール場は、市民、近隣市町、スポーツ合宿の皆様から大変好評をいただいており、今後さらなるスポーツ合宿での活用や各種大会を開催し、市民のスポーツに対する興味関心を高めてまいります。 また、ラジオ体操につきましては、幼稚園・保育園から小・中学校において正しいラジオ体操が浸透してきておりますが、今後においては子供だけでなく、大人に対してもラジオ体操の普及に努めてまいります。 なお、令和5年度には全国高等学校総合体育大会相撲競技大会が北斗市において開催されることとなっており、新年度より教育委員会に事務局を設置し、開催に向けた取組を進めてまいります。 主な社会教育施設の改修につきましては、総合文化センター電気室蓄電池更新工事、公民館電気設備更新工事、総合体育館正面玄関等改修工事、浜分体育センター電気設備更新工事、久根別体育センター屋根改修工事等を実施してまいります。 また、学校プールにつきましては、コロナ禍における感染対策や老朽化により、萩野地区学校プール以外の浜分・島川・沖川地区の学校プールを閉鎖する予定としており、学校におけるプール授業につきましては、学校バス等を活用し、市民プールで行ってまいります。 新型コロナウイルス感染症は、変異を繰り返し2年以上にわたり蔓延しており、経済活動や雇用情勢を圧迫し、日常生活や学校生活においても不便を強いられておりますが、一人一人の感染防止意識を高めていただき、早急な収束を願うものであります。 また、感染された方や、その御家族への偏見や差別、誹謗中傷などについては、あってはならないことであり、子供たちはもちろん市民の皆様においても思いやりの心を持って対応していただき、市民一丸となって新型コロナウイルスの感染を乗り越えていかなければならないと思います。 市政の基本となっているSDGsの基本理念である誰一人取り残さないという考えの基に、教育行政も取り組んでまいりますので、市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 北斗市が今後ますます発展していくためにも、これからの時代を担っていく子供たちが健やかに育っていくこと、そして市民の皆様が健康で生きがいを持って暮らしていけることを願い、教育の充実に誠心誠意努力してまいる所存であります。 ○議長(中井光幸君) 次に、提案理由の説明を求めます。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- ただいま上程されました、議案第1号令和4年度北斗市一般会計予算についてより議案第8号令和4年度北斗市下水道事業会計予算についてまで、一括してその大要を御説明申し上げます。 初めに、令和4年度予算は、地方債や基金への依存度が引き続き高い状況の中、長期化する新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策と経済対策を市政の最重要課題として取り組んでいくことを念頭に置き、出生率の向上・改善や雇用の創出のほか、教育、福祉、医療、環境などの市民の皆様に身近な施策に対応するため、市民目線に立ち、SDGsの理念に基づくまちづくりを基本姿勢としながら、緊急度の高い施策や事業に対し、予算配分の重点化を行ったところであります。 この結果、令和4年度一般会計の歳入歳出予算総額を222億907万2,000円とするものでございます。令和3年度と比べますと6億1,878万1,000円、率にして2.9%の増となっております。 以下、一般会計予算の歳出から款の順に従いまして、その概要を御説明申し上げます。 第1款議会費は、3年度と比べ0.4%増の1億8,764万1,000円を計上しております。 第2款総務費は、3年度と比べ7.7%減の13億311万6,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、諸費でPCR検査等補助金などの新型コロナウイルス緊急対策経費として8,525万5,000円、新型コロナウイルスワクチン接種対策経費として7,828万円、感染症拡大防止事業補助金など、ウィズコロナ対応事業経費として3,589万5,000円を計上しているほか、一般管理費で、電子申請管理システム導入業務委託料など、DX推進事業経費として2,591万5,000円、企画費で、通学定期券購入費補助金など、公共交通対策事業経費として6,552万3,000円、幅広く本市の認知度と地域イメージの向上を図るため、ラグビー交流試合大会開催事業補助金など、シティプロモーション事業経費として1,341万3,000円、コミュニティ振興費では、防犯カメラ設置のため、防犯対策事業経費として98万5,000円を計上しております。 第3款民生費は、3年度と比べ1.3%増の87億8,945万9,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、子育て支援をはじめ全国的に見ても高い水準にある各種施策を維持するとともに、一部事業の見直しと拡充を図るほか、新たに高齢者とその家族の皆様が安心できる環境づくりのため、高齢者福祉費で高齢者見守り確認事業経費として72万円を計上しております。 また、子供とその家庭及び妊産婦などへの福祉に関し、的確で適切な支援に係る業務を担う子ども家庭総合支援拠点を設置するため、児童福祉総務費で児童虐待防止対策経費として479万1,000円を計上しております。 第4款衛生費は、3年度と比べ2.3%減の11億3,997万3,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、予防費で、ウィズコロナを踏まえた妊婦インフルエンザ予防接種委託料など疾病予防等保健対策経費として1億4,216万1,000円を計上するほか、母子衛生費で弱視の早期発見・治療のための屈折検査機器導入や保険適用となる妊婦治療費について医療費の自己負担分無償化と、遠方での治療に係る交通費等を支援するなど母子保健対策経費として5,211万1,000円、健康センター管理費では、健康センター指定管理負担金など健康センター管理経費として762万2,000円を計上しております。 第5款労働費は、3年度と比べ11.7%減の482万9,000円を計上しております。 第6款農林水産業費は、3年度と比べ24.3%増の5億1,862万2,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、農業振興費で新規就農者への支援をさらに充実するため、新規就農促進対策費806万3,000円を計上しているほか、林業振興費で森林環境譲与税の活用として未整備森林現況調査業務委託料、私有林等整備事業補助金など、森林整備促進対策経費として3,623万6,000円、水産業振興費では、漁業経営が危機的な状況である中、漁業者の経営支援を強化するため、漁業経営活性化対策事業補助金など水産業緊急支援事業経費6,156万円を計上しております。 第7款商工費は、3年度に比べ3.5%減の3億4,238万7,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、商工業振興費で、空き店舗等の活用による効果が顕著である商店街等元気づくり事業補助金について引き続き予算を確保しているほか、観光費では、観光客の市内周遊を図るため、着地型観光促進事業補助金など観光振興経費として2,424万7,000円を計上しております。 第8款土木費は、3年度と比べ0.5%減の30億6,917万3,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、道路橋りょう新設改良費で6億1,223万8,000円を計上し、千代田第2号線など11路線の市道整備、小川橋など2橋の橋梁整備を進めてまいります。 また、公園費で幅広い世代、多くの市民の皆様に利用していただける公園を目指し、運動公園の再整備を実施するなど、公園・緑地施設改修事業経費7,723万1,000円を計上しております。 第9款消防費は、3年度と比べ18.7%増の10億4,452万9,000円となっております。 主な歳出といたしましては、南渡島消防事務組合費で8億6,669万円を計上しているほか、災害対策費で津波ハザードマップの改訂など災害対策経費として4,695万4,000円、防災ラジオ導入のための中継局等の整備を行うため災害対策施設整備事業経費1億3,087万8,000円を計上しております。 第10款教育費は、3年度に比べ31.4%増の18億7,505万円を計上しております。 主な歳出といたしましては、小学校費の学校管理費で久根別小学校大規模改修工事など小学校施設改修事業経費として2億4,749万8,000円を計上しているほか、小学校費及び中学校費の教育振興費で、国のGIGAスクール構想により導入した児童生徒1人1台のタブレット端末の効果的な活用を図るための支援業務に要する経費499万3,000円を引き続き計上しております。 また、公民館費、文化センター費、保健体育施設費及び学校給食運営費で、それぞれの施設改修経費として、合計1億3,913万2,000円を計上し、施設の長寿命化などを図ってまいります。 第11款災害復旧費は、3年度に比べ49.3%増の2,788万円を計上しております。 第12款公債費は、3年度に比べ3.3%減の18億8,721万9,000円で、長期債の元金及び利子などの償還金を計上しております。 第13款職員給与費は、3年度に比べ0.4%増の20億1,419万4,000円。 第14款予備費は、3年度同額の500万円をそれぞれ計上しております。 次に、歳入につきまして御説明申し上げます。 第1款市税は、市民税、固定資産税、たばこ税の伸びなどにより、3年度に比べ5.5%増の52億6,056万6,000円を計上しております。 第2款地方譲与税から第10款地方特例交付金までは、3年度の収入見込みと地方財政計画の伸び率などを勘案し、3年度に比べ合計で24.7%増の18億91万2,000円をそれぞれ計上しております。 第11款地方交付税は、地方財政計画の伸び率や令和2年国勢調査人口の反映など、市の個別要素を考慮して普通交付税を見込み、特別交付税と合わせ、3年度に比べ4.4%増の59億6,646万円を計上しております。 第12款交通安全対策特別交付金は、3年度と同額の800万円を計上しております。 第13款分担金及び負担金は、児童保育保護者負担金が主なもので、総額で4,947万円を計上しております。 第14款使用料及び手数料は、市営住宅使用料や廃棄物処理手数料などが主なもので、総額で3億7,278万5,000円を計上しております。 第15款国庫支出金は、歳出に見合う社会保障費の負担金や建設事業の補助金など、総額で40億9,514万3,000円を計上し、また、第16款道支出金につきましても、国庫支出金と同様、歳出に見合う負担金や補助金など、総額で18億1,155万7,000円を計上しております。 第17款財産収入は、市有財産の貸付収入など、総額で5,892万5,000円を計上しております。 第18款寄附金は、ふるさと納税を1億円と見込むほか、企業版ふるさと納税100万円を計上しております。 第19款繰入金は、基金からの繰入金で、本庁舎や学校施設、保健体育施設の改修事業、ウィズコロナ対応事業などの財源として、総額10億2,825万4,000円を計上しております。 第20款繰越金は、予算執行上、款を設定しております。 第21款諸収入は、学校給食費収入など、総額2億9,629万9,000円を計上しております。なお、保護者の経済的負担の軽減を図るため、同一世帯への就学要件を撤廃した上で、第2子以降の学校給食費は無償といたします。 第22款市債は、臨時財政対策債のほか、運動公園改修事業、戸別受信用電波中継施設整備事業や、久根別小学校大規模改修事業などの建設事業の財源として、総額で13億5,970万円を計上しております。 次に、特別会計につきまして御説明申し上げます。 初めに、国民健康保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出総額で、3年度に比べ4.8%増の50億4,441万6,000円を計上しております。 歳出の主なものは、第2款の保険給付費で36億1,771万円、第3款の国民健康保険事業費納付金で13億600万8,000円などとなっております。 歳入は、第1款の国民健康保険税で8億5,194万5,000円、第3款の道支出金で36億5,517万円などとなっております。 次に、後期高齢者医療事業特別会計予算につきましては、歳入歳出総額で、3年度に比べ5.0%増の6億5,048万9,000円を計上しております。 歳出の主なものは、第2款の後期高齢者医療広域連合納付金で6億4,199万7,000円、歳入の主なものは、第1款の後期高齢者医療保険料で4億4,575万9,000円などとなっております。 介護保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出総額で、3年度に比べ1.2%減の45億6,925万円を計上しております。 歳出の主なものは、第2款の保険給付費で42億7,511万9,000円、歳入の主なものは、第1款の保険料で9億4,053万8,000円、第5款の支払基金交付金で11億9,158万1,000円、所要の国・道の支出金を合わせて17億2,900万1,000円などとなっております。 土地区画整理事業特別会計予算につきましては、歳入歳出総額で、3年度に比べ12.0%減の4,941万9,000円を計上しております。 渡島公平委員会特別会計予算につきましては、歳入歳出総額で52万8,000円を計上しております。 水道事業会計予算につきましては、収益的予算の収入総額は、給水収益など8億9,964万5,000円で、これに対し、支出総額は7億1,268万4,000円を計上しております。 また、資本的予算の収入総額は、企業債や国庫支出金など1億9,194万5,000円で、これに対し、支出総額は7億1,543万7,000円を計上しております。 最後に、下水道事業会計予算につきましてですが、収益的予算の収入総額は、下水道使用料など11億7,220万5,000円で、これに対し、支出総額は11億2,326万3,000円を計上しております。 また、資本的予算の収入総額は、企業債や国庫支出金、他会計出資金など5億6,245万円で、これに対し、支出総額は9億3,929万1,000円を計上しております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
    ○議長(中井光幸君) 本件に関する議事は、この程度にとどめおきます。 お諮りいたします。 本件に関しては、8件とも議長を除く21人の議員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、本件に関しては、8件とも議長を除く21人の議員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 ただいま設置されました、予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長を除く21人の議員全員を指名いたします。 暫時休憩いたします。 再開は、11時30分頃といたします。   (午前11時13分 休憩) ──────────────────   (午前11時29分 開議) ○議長(中井光幸君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ────────────────── △日程第5   議案第15号北斗市一次産業振興対策事業基金条例の制定について及び議案第17号北斗市個人情報保護条例の一部改正についてより議案第19号北斗市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてまで ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第5 議案第15号北斗市一次産業振興対策事業基金条例の制定について及び議案第17号北斗市個人情報保護条例の一部改正についてより議案第19号北斗市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてまでの、以上4件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- ただいま上程されました、議案第15号北斗市一次産業振興対策事業基金条例の制定について、議案第17号北斗市個人情報保護条例の一部改正についてより議案第19号北斗市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてまでの、以上4件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。 初めに、議案第15号北斗市一次産業振興対策事業基金条例の制定についてでございますが、本件は、一次産業における各種施策について現行の支援制度を継続、拡充する中で、一次産業と商工業のバランスの取れた振興を図り、また確実な財源を確保することで持続的な支援の実施に向けた財政環境を整えるため、新たに本基金を設置しようとするものでございます。 併せて、北斗市農業振興対策事業基金及び、北斗市みどりの森づくり基金を本基金に統合するため、附則において北斗市農業振興対策事業基金条例及び北斗市みどりの森づくり基金条例を廃止するものとしております。なお、施行日は公布の日からとし、附則における二つの基金条例の廃止は、本年4月1日から、廃止する二つの基金に属していた財産は、本年3月31日において本基金に属するものとしております。 次に、議案第17号北斗市個人情報保護条例の一部改正についてでございますが、本件は、個人情報保護制度に係る法令規定の見直しにより、本条例で引用している行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律が廃止され、個人情報の保護に関する法律に一本化されたことに伴い、当該引用部分に関する規定を改めるもので、法令改正に併せ、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、議案第18号北斗市職員定数条例の一部改正についてでございますが、本件は本年4月からの組織及び職員数を見直し等に伴い、条例第3条各号に規定する職員定数のうち、市長の事務部局の職員定数の190人から192人に、教育委員会の事務局の職員定数を21人から24人に、教育委員会の所管する学校の職員定数を17人から15人に改め、常時勤務の再任用職員を含む職員定数の合計を253人から256人とするものでございます。 次に、議案第19号北斗市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてでございますが、本件は国家公務員に係る妊娠、出産、育児等と仕事の両立へのために講じる措置として人事院規則が改正されたことに伴い、地方公務員においても同様の規定を設けるための改正を行うものでございます。 主な内容といたしましては、非常勤職員の育児休業等の取得要件のうち、1年以上とする在職要件を廃止するとともに育児休業を取得しやすい勤務環境とするため、妊娠、出産等を申し出た職員に対する制度周知の義務化や相談体制の整備に関する規定を新設するもので、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(中井光幸君) 本件に関する質疑を許します。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 本件に関しては、4件とも総務常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、本件に関しては、4件とも総務常任委員会に付託の上、審査することに決定いたしました。 ────────────────── △日程第6   議案第21号北斗市社会教育委員設置条例の一部改正についてより議案第23号北斗市老人医療費の助成に関する条例の一部改正についてまで及び議案第28号北斗市保健センターにおける指定管理者の指定について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第6 議案第21号北斗市社会教育委員設置条例の一部改正についてより議案第23号北斗市老人医療費の助成に関する条例の一部改正についてまで及び議案第28号北斗市保健センターにおける指定管理者の指定についての、以上4件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- ただいま上程されました、議案第21号北斗市社会教育委員設置条例の一部改正についてより議案第23号北斗市老人医療費の助成に関する条例の一部改正についてまで及び議案第28号北斗市保健センターにおける指定管理者の指定についての以上4件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。 初めに、議案第21号北斗市社会教育委員設置条例の一部改正についてでございますが、本件は、合併時に旧両町の委員定数を合わせて規定していた社会教育委員について、他市町の委員数の実態や本市の委員活動の状況などを勘案し、条例第3条に規定する委員定数を減じ、20人から10人以内とするもので、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、議案第22号北斗市福祉事業条例の一部改正についてでございますが、本件は、本条例に規定する福祉事業のうち3事業を廃止しようとするもので、初めに生きがい活動支援通所事業は、平成29年度に介護保険の介護予防日常生活支援総合事業が開始されたことに伴い、同制度の通所型サービスへ移行されており、現在併用していた利用者も完全に移行したことから廃止するものでございます。デイホーム運営事業と介護予防サービス事業につきましては、現在利用者がなく、今後も利用が見込まれない状況であること、また介護保険サービスや障害福祉サービスを利用することで同様のサービスを維持できることから廃止するもので、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、議案第23号北斗市老人医療費の助成に関する条例の一部改正についてでございますが、老人医療費の助成制度は、昭和58年の国の老人保険制度創設により、老人医療費の一部自己負担化がなされたことから、無料化を維持するため他の自治体に先駆けて開始したものでございますが、その度重なる制度改正を経て、平成16年に同補助が廃止されると、ほとんどの自治体は制度を廃止し、本市以外では1自治体のみが継続している状況となっております。また、今後、団塊の世代が後期高齢者となり始めることで、後期高齢者支援金の急増が見込まれるため、国は負担能力のある方に可能な範囲で負担していただくという方針の下、本年10月から窓口負担割合を引き上げる法改正を行うなど、制度開始から40年を超え、高齢者医療を取り巻く環境が大きく変化していることなどから、本市の老人医療費助成についても見直しを行おうとするものでございます。主な改正内容といたしましては、68、69歳の方の病院での窓口負担額を70歳以上の高齢受給者と同じくする医療費助成と窓口負担額の一部について、外来では一月1医療機関400円、入院は1日300円を2か月まで限度とする医療費助成について、本年4月以降68歳になる方は対象としないとするもので、対象年齢を引き上げていくものでございます。なお、施行日は本年4月1日とし、本年3月末までに老人医療費助成の対象者となっている方については、引き続き医療費助成を行ってまいります。 次に、議案第28号北斗市保健センターにおける指定管理者の指定についてでございますが、本件は、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、施設の指定管理者を指定することについて同条第6項の規定により議会の議決を得ようとするものでございます。指定管理者となる団体は、これまでも、指定管理者として保健センターの管理運営を行ってきました社会福祉法人北斗市社会福祉協議会で、指定期間は令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間とするものでございます。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(中井光幸君) 本件に関する質疑を許します。 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) 議案第23号北斗市老人医療費の助成に関する条例の一部改正についてちょっと質問します。 これ、高齢者が病院にかかったときに、医療機関で通院だと1か月に1医療機関で400円、それから入院だと300円を今まで助成していたものが、これから68歳になる人たちは70歳まで待ってくださいと、そういう中身の制度だというふうに理解したのですけれども、もし違ったら御指摘いただきたいと思いますけれども、それに伴って2歳引き下げることによって削減される効果額というのですか、どのくらいなのか教えていただければというふうに思います。 ○議長(中井光幸君) 高松国保医療課長。 ◎国保医療課長(高松孝男君) ただいま前田議員の御質問について御回答したいと思います。 まず制度の内容で、改正の中身でございますが、今年の4月以降68歳になる方、新規の方を対象としないというような改正の内容でございまして、70歳まで待つということではございません。あくまでも新しい方を対象としないということでありまして、今後、対象者が70歳になったら、また権利を受けれるとかいうようなことではなくて、そのまま今年の3月で68歳になった方、これを最後にもう今後、新しい方を対象としていかないというものでございます。 そして、こちらについて今後の効果というようなことでの御質問でございますが、新しい方を対象としないというようなことでこちら見込んでおりますので、そうしますと、4年度の予算というようなことにはなるのですが、大体700万円の減額というようなことで積算してございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) ちょっと私の理解がそうでなかったものですから、70歳になると、70歳以上の方々はその制度が受けられるのかと思ったら、それ自体なくなってしまう。それがなく、現在68歳以上の方は、ずっと引き続くけれども、それ以上若い人たちはその制度を受けられないということなのですね。 それで、制度の説明は、この間、会派協議とか含めて、いただきましたのですけれども、私は高齢者が置かれている状況、やはりきちんと市側として見る必要があるのではないかと思うのです。国民年金だけでようやく暮らしている高齢者、たくさんいらっしゃいます。そういう人たちにとって、僅か月400円だったり、二つの病院にかかっていれば800円だったりします。それを受け取れるというのは、非常に、とても大事なお金になってきているのです。この間、高齢者の方々というのは、一つは消費税が今10%になって、家計が非常に苦しくなってきています。それから僅かな年金がどんどんどんどん削減の状態が下げられてきているのです、実質。今年の4月からもさらに0.4%年金額が下がると。そういうところからすると、高齢者の置かれている状況というのが本当に厳しい状態の中で、引っかかるこの制度がなくなるということになれば、僅かな額かもしれませんけれども、非常に大事なお金だったと思うのです。そういう点では、そういう今置かれている高齢者の方々の状況をしっかりと把握していただいて、これやはり継続していただきたいなという思いでいるのですけれども、これは私の思いです。ぜひこの制度を続けていっていただきたいのですが、そういうことで高齢者の方々の思い、願いについて、その辺の捉え方とその辺の、さらにそれでもこれ実施するという考え方の根拠というのですか、それについてちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(中井光幸君) 高松国保医療課長。 ◎国保医療課長(高松孝男君) ただいまの前田議員の御質問にお答えしたいと存じます。 今回のこの改正に至った根拠というようなことでございますけれども、先ほどの市長のほうからの提案理由にもございました。この老人医療費助成制度というものに関しては、昭和58年の老人保健創設になったときに無料化というようなことをうたって、制度が開始されたというようなことでございます。そしてまた、この制度に関しましても、今度はそれに対して北海道のほうでも医療助成制度というものも行ってきたというようなことですが、今度は国のほうで老人医療保険制度について、今後、それぞれに負担割合をお願いするというような状況になってきて、それを、その流れをもって今度北海道のほうでもこちらの医療助成制度廃止をしてきたと。そして、北海道ではもう北斗市を除く1自治体だけ。助成を行っている自治体がなってきたというような状況になってというふうに制度開始から40年越えまして、高齢者の取り巻く状況も変化してきているというような、まずそういった部分もございます。 それから、またさらには、後期高齢者の今度は窓口負担、こちらのほうも今年の令和4年の10月から今度は1割から2割負担に上がっていくというようなことで、やはり負担能力のある方については相応の負担をお願いしていくというようなことのように、こちらのほうの情勢のほうも変わってきているというような状況の中でございますので、そういったことを考えていった中で、北斗市にも老人医療助成におきましても、やはりそういった流れを考え、そして今後におきましては68歳に新しくなる方、そういった方々についてはもう今後は対象としていかずに、そして、ただ、今現在受けている方については、そういった制度を廃止するということではなくて、その方については今後も制度を継続していくというようなことで、そういった流れのことで今回の改正を行っていくというようなことでございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) 私は、国の行政の理屈、考え方は理解しているので、そこを聞いているのではなくて、高齢者が置かれている現状の中で、せっかく市が今まで続けてきた非常に喜ばれている制度、非常に、先ほどの効果700万円とおっしゃいましたか、年間ですね、令和4年度で。それだけ高齢者の方々に現金として行き渡って、助かっていると。そういう福祉制度、市長のその高い水準にある介護福祉医療、この水準を維持していくという決意が述べられてるわけですから、今、北斗市において、ほかがやってなくなった、やらなくなったからやめるのではなくて、これ北斗市のむしろ特徴だと、そういう位置づけで続けていってほしいなという。だから、そういう高齢者の方々のとのそういう状況、思いとの関係で市はどういう考え方を持っているのだということを私聞いているのですけれども、その点、どうですか。 ○議長(中井光幸君) 浜谷民生部長。 ◎民生部長(浜谷浩君) 前田議員の御質問にお答えいたしたいと思います。 おおむね、先ほど国保医療課長のほうから答弁したとおりでございますけれども、論点をすり替えるつもりはございませんが、今、高齢者を取り巻く環境、情勢というものが医療助成の話だけにとどめると制度は出来上がってから40年以上が経過して、大きな変化があるということになります。それと同時に、健康寿命だとか、平均寿命もそうですけれども、そういったものが延びてきていて、今まで高齢者は六十…、今もそうですけれども、65歳以上の高齢者なのですけれども、まだ若い元気な高齢者の方がたくさんいらっしゃる状況になっているということがまず一つの背景としてございます。 それと同時に、先ほど提案理由の説明の中でも申し上げましたけれども、後期高齢者が団塊の世代が入って、加わっていくことによって、どんどんどんどん増えていくというような情勢。つまりは、必ずやってくるその超高齢化社会というものに対応するような施策というものを考えていく必要があるという考えに基づいているということなのです。その超高齢化社会に、要はその後期高齢者となった方々がその後でも安心して暮らせるようにというような施策に転換していく必要もあるだろうということから、執行方針の中でも触れましたけれども、認知症の高齢者の見守りのための施策だとか、そういったものを進めていくと。これが今回、令和4年度の当初予算で上げるものが全てということではなくて、どんどんどんどん改良・改善して、よりいいものを構築していく必要があるという考えのまず第1段階であるという考えでございます。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 本件に関しては、4件とも文教厚生常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、本件に関しては、4件とも文教厚生常任委員会に付託の上、審査することに決定いたしました。 ────────────────── △日程第7   議案第16号北斗市農業担い手育成奨学金貸付条例の廃止について、議案第20号北斗市手数料徴収条例の一部改正について、議案第24号北斗市特別工業地区内の建築制限に関する条例の一部改正についてより議案第27号市道路線の廃止についてまで及び議案第29号北斗市観光交流センターにおける指定管理者の指定について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第7 議案第16号北斗市農業担い手育成奨学金貸付条例の廃止について、議案第20号北斗市手数料徴収条例の一部改正について、議案第24号北斗市特別工業地区内の建築制限に関する条例の一部改正についてより議案第27号市道路線の廃止についてまで及び議案第29号北斗市観光交流センターにおける指定管理者の指定についての、以上7件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- ただいま上程されました、議案第16号北斗市農業担い手育成奨学金貸付条例の廃止について、議案第20号北斗市手数料徴収条例の一部改正について、議案第24号北斗市特別工業地区内の建築制限に関する条例の一部改正についてより議案第27号市道路線の廃止についてまで及び議案第29号北斗市観光交流センターにおける指定管理者の指定についての、以上7件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。 初めに、議案第16号北斗市農業担い手育成奨学金貸付条例の廃止についてでございますが、本件は、農業振興と農業後継者を確保するため、その就学に必要な資金を貸付けし、もって農業経営の安定と優れた農業担い手育成を図るため、平成元年度に旧大野町で制度化され、合併後も事業継続されてきましたが、平成28年度より新規申請者がないこと、また、北斗市奨学金条例の一部改正により、進学を希望する農業後継者にとっても利用しやすい制度となったことから本条例を廃止し、北斗市奨学金に事業集約するもので、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、議案第20号北斗市手数料徴収条例の一部改正についてでございますが、本件は、住宅の質の向上及び円滑な取引環境の整備のための長期優良住宅の普及の促進に関する法律等の一部を改正する法律が、本年2月22日に施行されたことに伴い、北海道において審査業務等に係る所要時間の見直しを行い、手数料の改定を行ったことから、北海道に準じている本市の当該手数料を改正するものでございます。 また、屋外広告物法並びに北海道屋外広告物条例の関係手数料については、本年4月1日より北海道から事務の権限移譲を受けることから、新たに事業を行う屋外広告物の許可等の事務手数料を別表に加えるもので、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、議案第24号北斗市特別工業地区内の建築制限に関する条例の一部改正についてでございますが、本件は、近年の企業の販売スタイルの多様化、従業員の福利厚生施設の充実などに対応できるよう、特別工業地区の性質を維持しつつ、第一種特別工業地区で規制されている物品販売業を営む店舗または飲食店の建築制限を一部緩和し、当該事業の用に供する建築物に併設し、床面積50平方メートル以下の場合は建築を可能とするもので、施行日を公布の日からとするものでございます。 次に、議案第25号北斗市新幹線新駅周辺地区企業立地助成条例の一部改正についてでございますが、本件は、新函館北斗駅前地区の立地助成制度について、企業が札幌延伸を見据えた立地計画を立てることができるよう、助成期間を札幌延伸が予定される2030年度まで8年間延長しようとするもので、施行日を公布の日からとするものでございます。 次に、議案第26号市道路線の認定についてでございますが、市渡第31号線、市渡第32号線につきましては、新幹線事業関連により施工する市渡第30号線道路改良工事に伴い、整備される路線の起点・終点の変更に伴いましての認定替え、市渡第52号線につきましては、道路新設事業により新たに市道認定を行うものでございます。 次に、議案第27号市道路線の廃止についてでございますが、本郷第4号線につきましては、新郷団地除却に伴う廃止、市渡第31号線、市渡第32号線につきましては、先ほど申し上げました新幹線事業関連により施工する市渡第30号線道路改良工事に伴い整備される路線の起点・終点の変更に伴いましての認定替えが必要となったため廃止するものです。 次に、議案第29号北斗市観光交流センターにおける指定管理者の指定についてでございますが、本件は、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、施設の指定管理者を指定することについて同条第6項の規定により議会の議決を得ようとするものでございます。これまで指定に当たっては、北斗市観光交流センター本館と別館を分けて行っておりましたが、設置目的が同一で業務内容も類似的であることから一本化しておりまして、指定管理たる団体については、これまで指定管理者として両施設の管理運営を行ってきました一般社団法人北斗市観光協会で、指定期間は、令和4年4月1日から令和5年3月31日までの1年間とするものでございます。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(中井光幸君) 本件に関する質疑を許します。 17番白石勝士君。 ◆17番(白石勝士君) 議案第24号北斗市特別工業地区内の建築制限に関する条例の一部改正について御質問します。 規制緩和ということなので、これ結構なことだと思うのですが、詳細について確認させてください。 (1)の、多分これ規制しているほうのうちの飲食店に係る話かなと思うのですけれども、福利厚生のためのものでという部分について。よく従業員向けの食堂とかを作ったりするケースでは、最近だと外部に委託かけて、さらに、無償の場合はいいのですけれども、極めて安価で有償でやる場合は、法律上の飲食店営業とかになってしまうと思うのです、形式上は。そういったことも想定されているのかどうかというのが1点。 (2)の物品の販売目的というのも、これ結構いろいろなところで、直売所みたいな形で見かける形式だと思うのですけれども、これ自社で生産、製造した物以外とかでも、例えば関連事業者とか、そういったものも一部、来客しやすくするために、販売促進のために一部委託を引き受けて、品数を少し厚めにしておくといったこともよくあると思います。こういったことも想定されているのかどうか、この2点について確認させてください。 ○議長(中井光幸君) 新井都市住宅課長。 ◎都市住宅課長(新井貴行君) 白石議員の御質問にお答えいたします。 まず1点目の飲食店の関係だったのですけれども、そちらにつきましては工業地内の企業の従業員のための飲食店ということで、御質問の中にある一部を外部に委託するという部分では、建物自体をその企業が建てて、中で委託して作ってもらう部分については可能であるというふうに判断しております。 同じく物品販売業につきましても、工場の直売店をイメージしているものでございまして、その中で一部委託するということは、建物自体がその企業のもの、企業が建築したものであれば可能であるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 他にありますか。 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) 1点だけお聞きしたかったのですが、議案第29号北斗市観光交流センターにおける指定管理者の指定についてということで、今始まったわけではないのですが、指定期間が1年間になっていると。これずっとそうだったと記憶してますが、ほかの施設の場合には、その法人あるいは団体の運営、あるいは働いている方々を考えて複数年の契約としてるわけですが、観光交流センターに限っては1年ごとの指定期間だということで、考え方についてお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 新川観光課長。 ◎観光課長(新川学君) 新関議員の御質問にお答え申し上げます。 複数年度の指定期間の関係だと思われますけれども、最初の本館のほう、こちらのほうにつきましては、指定管理者となって、今お話ありましたように、1月で7年目を迎えるということでございますけれども、この間、人材不足に起因する体制の強化だとか、そういった部分でやってきたわけですけれども、最大の収入源でございます「おがーる」の収益事業が新幹線のオープン効果の落ち込みだとか、あるいは今回のコロナの部分で、こういった影響によりまして、先行きが非常に不透明な状況が続いておりまして、昨年12月には、実は補正予算もお願いしたような状況でございます。 このような状況から、体制の強化が一定程度図られまして、少なくとも不透明ではない、安定した事業収入が一定程度見込めるような状態の時点で複数年度の指定管理の期間を検討していきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 他にございませんか。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 本件に関しては、7件とも産業建設常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、本件に関しては、7件とも産業建設厚生常任委員会に付託の上、審査することに決定いたしました。 昼食のため、暫時休憩いたします。 再開は、午後1時頃といたします。   (午後 0時05分 休憩) ──────────────────   (午後 1時00分 開議) ○議長(中井光幸君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ────────────────── △諸般の報告について  ────────────────── ○議長(中井光幸君) 諸般の報告をいたします。 種田選挙管理委員会委員長から、本日、午後の会議を欠席する旨の届出がありました。 以上で、諸般の報告を終わります。 ────────────────── △日程第8   議案第9号令和3年度北斗市一般会計補正予算についてより議案第14号令和3年度北斗市下水道事業会計補正予算についてまで ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第8 議案第9号令和3年度北斗市一般会計補正予算についてより議案第14号令和3年度北斗市下水道事業会計補正予算についてまでの、以上6件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- ただいま上程されました、議案第9号令和3年度北斗市一般会計補正予算についてより議案第14号令和3年度北斗市下水道事業会計補正予算についてまでの、以上6件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。 初めに、一般会計補正予算についてでございますが、歳出から申し上げますと、新型コロナウイルス感染症の影響による減額、原油価格高騰による燃料費等の増額、各種事務事業の確定見込みによる増額または減額のほか、国庫・道支出金を財源とする事務事業の追加、減債基金、公共施設長寿命化整備基金及び農業振興対策事業基金への積立てなどが主な内容となっております。 国庫道支出金を財源とする追加の事務事業といたしましては、戸籍住民基本台帳費でワンストップ化を図るため、マイナンバーカード所有者がオンラインで転出届、転入予約の手続が可能となるようシステム改修委託料410万6,000円を増額計上するほか、児童福祉総務費では、保育士等の処遇改善を図る観点から賃上げ効果が継続される取組を行うことを前提として、本年2月から収入を3%程度を引き上げるための措置を実施するため、保育士等処遇改善臨時特例事業補助金2,812万7,000円を追加計上しております。また、農業振興費で国の補正予算により内定を受けたことに伴い、一経営体への支援を行うため、担い手確保・経営強化支援事業補助金2,986万1,000円を追加計上しております。新型コロナウイルスワクチン接種対策経費につきましては、今後も接種を希望する市民の皆様が、確実にかつ安心して接種を受けることができるよう、3回目の追加接種、5歳から11歳までの小児専用ワクチン接種などを考慮した上で予算額の組替えを行っております。 追加または増額補正の主なものといたしましては、障がい者福祉費で事務事業の確定見込みにより介護給付・訓練等給付費4,496万円、障害児童通所支援給付費2,370万9,000円などを増額計上するほか、保健衛生総務費で感染症の影響を受け利用者数減少により利用料収入が減収となったため、救急医療対策事業負担金856万3,000円を増額計上しております。 また、農業振興費で、申請件数の増により施設園芸用ハウス等導入事業補助金135万1,000円を増額計上、道路維持費では、除雪出動回数の増により除排雪委託料9,200万円を増額計上しております。 次に、歳入につきましては、歳出に見合う国・道支出金、基金繰入金、市債などについて、それぞれ追加、増額または減額計上するほか、一般財源として、市税、地方交付税、繰越金などについて、それぞれ追加、増額または減額計上しております。 以上の結果、歳入歳出にそれぞれ2億4,132万8,000円を追加計上し、総額を246億9,946万円とするものでございます。 第2表繰越明許費につきましては、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援事業、追分8号線道路改良事業など5事業につきまして、事業の完了が翌年度にわたることから、繰越しするものでございます。 第3表債務負担行為の補正につきましては、ゼロ市債として実施する運動公園多目的広場改修事業などの12事業、その他、運動公園植栽管理業務委託料など34事業について追加するほか、漁業近代化資金利子補給費補助など2事業を廃止し、中小企業振興資金利子補給費補助など2事業について変更するものでございます。 第4表地方債の補正につきましては、臨時財政対策債のほか、事業費の確定見込みにより運動公園改修事業など16事業について変更するものでございます。 次に、国民健康保険事業特別会計補正予算についてでございますが、歳出につきましては、国民健康保険財政調整基金積立金を追加しているほか、事務事業の確定見込みにより、保険給付費の被保険者療養給付費、国民健康保険事業費納付金の一般被保険者医療給付費分、一般被保険者後期高齢者支援金等分などを増額または減額計上しております。 歳入につきましては、繰越金を増額計上するほか、歳出に見合う道支出金、一般会計繰入金などをそれぞれ追加、増額または減額計上しております。 以上の結果、歳入歳出にそれぞれ1億6,871万7,000円を追加計上し、総額を50億8,941万8,000円とするものでございます。 次に、後期高齢者医療事業特別会計補正予算についてでございますが、歳出につきましては、事務事業の確定見込みにより、後期高齢者医療広域連合納付金などを減額計上しております。 歳入につきましては、繰越金を増額計上するほか、歳出に見合う財源として、一般会計繰入金を減額計上しております。 以上の結果、歳入歳出からそれぞれ467万3,000円を減額し、総額を6億1,468万円とするものでございます。 次に、介護保険事業特別会計補正予算についてでございますが、歳出につきましては、介護給付費準備基金積立金を増額するほか、事務事業の確定見込みにより、施設介護サービス給付費、介護予防サービス給付費などを増額、居宅介護サービス計画給付費、地域密着型介護予防サービス給付費、特定入所者介護サービス費などを減額計上しております。 歳入につきましては、繰越金を増額計上するほか、歳出に見合う国・道支出金、支払基金交付金、一般会計繰入金などを増額または減額計上しております。 以上の結果、歳入歳出にそれぞれ2,224万4,000円を追加し、総額を47億1,333万6,000円とするものでございます。 次に、水道事業会計補正予算についてでございますが、収益的予算の補正につきましては、収益的支出の営業費用で1,218万9,000円を減額計上し、営業外費用では、消費税及び地方消費税など1,025万6,000円を増額計上しております。 また、資本的予算の補正につきましては、資本的支出で、事務事業の確定見込みにより、建設改良費で3,382万8,000円を減額計上しております。 企業債の補正につきましては、水道管路更新耐震化事業について、事業費の確定見込みによる変更でございます。 最後に、下水道事業会計補正予算についてでございますが、収益的予算の補正につきましては、収益的支出の営業費用で、流域下水道管理費など、事務事業の確定見込みにより868万9,000円を減額計上し、営業外費用では、消費税及び地方消費税を242万2,000円増額計上しております。また、資本的予算の補正につきましては、資本的支出で、公共下水道事業費など、事務事業の確定見込みにより、建設改良費で2,846万5,000円を減額計上しております。 債務負担行為の補正につきましては、生活排水処理施設管理業務委託料などの2事業について追加するほか、水洗便所改造等資金利子補給について変更するものでございます。 企業債の補正につきましては、公共下水道事業など3事業について、事業費の確定見込みによる変更でございます。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(中井光幸君) 本件に関する質疑を許します。 初めに、議案第9号令和3年度北斗市一般会計補正予算についての質疑を許します。歳入は項で行い、歳出は目で行います。 歳出より行います。 1款議会費、1項議会費、1目議会費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目文書広報費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3目財政管理費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4目会計管理費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 5目財産管理費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 6目企画費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 7目総合分庁舎及び支所費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 8目コミュニティ振興費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 9目住民施設管理費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 11目諸費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項徴税費、1目税務総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目賦課徴収費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3項戸籍住民基本台帳費、1目戸籍住民基本台帳費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4項選挙費、1目選挙管理委員会費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目衆議院議員選挙費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 5項統計調査費、1目統計調査費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 6項監査委員費、1目監査委員費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目障がい者福祉費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3目障がい者医療対策費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4目高齢者福祉費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 5目高齢者医療対策費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項児童福祉費、1目児童福祉費。 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 52ページです。保育士等処遇改善臨時特例事業経費、増になってますが、この内容と件数というのですか、それが分かりましたら。どういう内容でどういう件数なのか、お願いします。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) 保育士等処遇改善特例事業経費なのですけれども、これにつきましては、新型コロナが感染が蔓延している中で、一生懸命働いてくれている保育士とか児童クラブの職員に対して、2月から今年の9月まで、約9,000円と言われていますけれども、3%を給料のほうに上乗せをするという処遇改善加算ということになっております。 すみません、人数なのですけれども、保育園と認定こども園のほうは8か所で234人、それから幼稚園のほうは3か所で59人、放課後児童クラブが17か所で66人になっております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) ごめんなさい、児童クラブのほう、ちょっと人数聞き取れませんでした。もう1回お願いします。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) 放課後児童クラブは、17か所で66人になっています。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 他にありますか。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目児童措置費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3目子ども医療対策費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4目ひとり親家庭等福祉費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3項生活保護費、1目生活保護総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目扶助費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4款衛生費、1項保健衛生費、1目保健衛生総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目予防費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3目母子衛生費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4目健康センター管理費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 6目環境衛生費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 7目公害対策費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項清掃費、1目清掃総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 6款農林水産業費、1項農業費、1目農業委員会費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目農業総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3目農業振興費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4目農業施設管理費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 5目畜産業費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 6目農地費。 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 58ページです。 多面的機能支払事業経費200万円ちょっと減になっていますが、その理由をお願いします。 ○議長(中井光幸君) 冨田農林課長。 ◎農林課長(冨田祥之君) 工藤議員の御質問にお答えしたいと思います。 年度当初、予定しておりました各活動組織の取り組む面積なのですけれども、今年度からその前年度、令和2年度までとちょっと国の法律のほうが変わりまして、面積をもともとは農業振興地域の農用地だったものが、農用地以外でも一体として見なせる農地を含めることができるとなっております。そのことによりまして、各活動組織で面積を増やすということがありまして、その要望を受けて、当初予算のほうで面積を大きく見て予算計上しておりました。ですけれども、面積にしますと100ヘクタールほど令和2年度より増えた形になるのですけれども、実際の取組としましては、42ヘクタールくらいの増となっておりまして、予算としては、100ヘクタールほど増で見たのですけれども、実際はその半分くらいに収まったということで、その分、予算減額をしております。 以上でございます。
    ○議長(中井光幸君) 他にありますか。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 7目道営土地改良事業受託費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 8目基幹水利施設管理費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項林業費、1目林業総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目林業振興費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3項水産業費、1目水産業総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目水産業振興費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 7款商工費、1項商工費、1目商工総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目商工業振興費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3目観光費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 8款土木費、1項土木管理費、1目土木総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項道路橋りょう費、1目道路維持費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目道路橋りょう新設改良費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3項河川費、1目河川総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目河川改良費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4項都市計画費、1目都市計画総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3目街路事業費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4目公園費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 6目新幹線対策費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 5項住宅費、1目住宅管理費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目住宅建設費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 9款消防費、1項消防費、2目災害対策費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項小学校費、1目学校管理費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目教育振興費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3項中学校費、1目学校管理費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目教育振興費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4項社会教育費、1目社会教育総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目青少年健全育成費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3目公民館費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4目文化センター費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 6目文化財保護費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 5項保健体育費、1目保健体育総務費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目保健体育施設費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3目学校給食運費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 12款公債費、1項公債費、1目元金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2目利子。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 13款職員給与費、1項職員給与費、1目職員給与費。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 以上で歳出を終わります。 次に、歳入に入ります。 1款市税、1項市民税。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項固定資産税。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3項軽自動車税。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 4項たばこ税。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 6項入湯税。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 11款地方特例交付金、1項地方特例交付金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 12款地方交付税、1項地方交付税。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 15款使用料及び手数料、1項使用料。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項手数料。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 16款国庫支出金、1項国庫負担金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項国庫補助金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3項委託金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 17款道支出金、1項道負担金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項道補助金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 3項委託金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 18款財産収入、1項財産運用収入。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 2項財産売払収入。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 19款寄附金、1項寄附金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 20款繰入金、1項基金繰入金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 21款繰越金、1項繰越金。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 22款諸収入、5項雑入。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 23款市債、1項市債。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 以上で歳入を終わります。次に、第2表繰越明許費の質疑を許します。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、第2表繰越明許費補正の質疑を終わります。 次に、第3表債務負担行為補正の質疑を許します。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、第3表債務負担行為補正の質疑を終わります。 次に、第4表地方債補正の質疑を許します。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、第4表地方債補正の質疑を終わります。 以上で、議案第9号令和3年度北斗市一般会計補正予算についての質疑を終わります。 次に、議案第10号令和3年度北斗市国民健康保険事業特別会計補正予算についての質疑を許します。 歳入歳出一括で行います。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、以上で議案第10号令和3年度北斗市国民健康保険事業特別会計補正予算についての質疑を終わります。 次に、議案第11号令和3年度北斗市後期高齢者医療事業特別会計補正予算についての質疑を許します。 歳入歳出一括で行います。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、以上で議案第11号令和3年度北斗市後期高齢者医療事業特別会計補正予算についての質疑を終わります。 次に、議案第12号令和3年度北斗市介護保険事業特別会計補正予算についての質疑を許します。 歳入歳出一括で行います。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、以上で議案第12号令和3年度北斗市介護保険事業特別会計補正予算についての質疑を終わります。 次に、議案第13号令和3年度北斗市水道事業会計補正予算についての質疑を許します。 水道事業会計一括で行います。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、以上で議案第13号令和3年度北斗市水道事業会計補正予算についての質疑を終わります。 次に、議案第14号令和3年度北斗市下水道事業会計補正予算についての質疑を許します。 下水道事業会計一括で行います。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、以上で議案第14号令和3年度北斗市下水道事業会計補正予算についての質疑を終わります。 これより、討論を許します。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 討論者がありませんので、以上で討論を終わります。 これより、採決をいたします。採決は分けて行います。 初めに、議案第9号令和3年度北斗市一般会計補正予算についてを採決いたします。 本件に関しては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。よって、本件に関しては原案のとおり可決されました。 次に、議案第10号令和3年度北斗市国民健康保険事業特別会計補正予算についてを採決いたします。 本件に関しては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。よって、本件に関しては原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号令和3年度北斗市後期高齢者医療事業特別会計補正予算についてを採決いたします。 本件に関しては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。よって、本件に関しては原案のとおり可決されました。 次に、議案第12号令和3年度北斗市介護保険事業特別会計補正予算についてを採決いたします。 本件に関しては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。よって、本件に関しては原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号令和3年度北斗市水道事業会計補正予算についてを採決いたします。 本件に関しては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。よって、本件に関しては原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号令和3年度北斗市下水道事業会計補正予算についてを採決いたします。 本件に関しては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。よって、本件に関しては原案のとおり可決されました。 ────────────────── △日程第9   通告による一般質問 ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第9 これより通告による一般質問を行います。 通告順に発言を許します。 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) -登壇- それでは、通告に従いまして、大きく1点ほどお尋ねいたします。 1番です。安心・安全な便利で暮らしやすいまちづくりに関する件でございます。 (1)市内の公共施設におけるトイレについては、地域住民や施設利用者のニーズに対応した設備を設置していることと思いますが、先日、市民より総合分庁舎の前にあるトイレが洋式ではあるものの便座が冷たくて大変なので何とかならないのかとの話がありました。 そこでお尋ねいたします。 ア、総合分庁舎前のトイレの状況。 イ、現在、北斗市で管理している公園・緑地施設のトイレの状況。 ウ、北斗市内の小学校・中学校トイレの状況。 (2)第2次北斗市総合計画、令和3年度実施計画の不法投棄対策事業で、不法投棄パトロールの強化、監視カメラの活用などにより不法投棄の抑制を図るとあります。 不法投棄は、捨てる人のモラルの問題にはなるかと思いますが、見逃すことはできません。令和4年度の不法投棄対策事業の方向性をお知らせください。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- 工藤議員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。 安心・安全な便利で暮らしやすいまちづくりに関する件の一つ目のウ、北斗市内の小学校・中学校のトイレ状況につきましては、教育長より答弁いたしますので、私からは、一つ目の残りの部分と二つ目の不法投棄対策についてお答え申し上げたいと存じます。 一つ目のアの総合分庁舎前のトイレの状況についてでございますが、本トイレは、平成12年に建築され、男子トイレには洋式便器1基と人感センサー付小便器が2基、女子トイレには洋式便器2基と和式便器が1基、多目的トイレには洋式便器が1基設置されております。便座については、いずれもヒーター機能はなく、冬期間の暖房としては、男女トイレ各共用部分と多目的トイレ内及びホールに電気パネルヒーターが1台ずつ設置されている状況でございます。 次に、イの公園・緑地施設のトイレについてでございますが、市内の公園・緑地施設で屋外または屋内にトイレがあるのは50公園で、建物にして65棟ございまして、大便器の総数178基、小便器の総数98基となっております。その内訳といたしまして、大便器は温水洗浄暖房便座付洋式便器が34基、暖房便座付洋式便器が9基、何もつかない洋式便器が53基、和式便器が82基、小便器は、人感センサー付が21基、プッシュ式が77基となっております。なお、公園施設利用者から寄せられている要望としては、温水洗浄便座付にしてほしいというものが多いことから、市としては、集客性が高く利用頻度の多い公園施設のトイレ新設、または改修工事の際は、暖房機能を兼ね備えた温水洗浄便座付洋式便器を設置することを基本としております。 二つ目の令和4年度の不法投棄対策事業の方向性についてでございますが、工藤議員が御指摘のとおり、不法投棄は捨てる人のモラルの低下が最大の原因であると思っておりますが、依然として後を絶たない状況にあり、その対策に苦慮しているところでございます。 不法投棄は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律で重い罰則が定められている犯罪行為であるとともに、生活環境面において公衆衛生上、多大な影響を及ぼすほか、原状回復や処分費用などにおいても多大な経済的損失をもたらします。近年は、本市において大量の産業廃棄物等が不法投棄されるような大規模事案は発生しておりませんが、ポイ捨てなどの不法投棄は後を絶たない状況にあることから、第2次北斗市総合計画では、市民や事業者からの通報のほか、パトロールの強化や監視カメラ及び看板の設置による抑制を図りながら、関係機関と連携を強化し、不法投棄の防止に努めているところでございます。 今年度は、ポイ捨て等が多い箇所を重点箇所に設定してパトロールするなどの対策を強化したほか、北海道から不法投棄の抑止につながる監視カメラ等の機器を譲り受けて設置しております。令和4年度についても、引き続き広報や市ホームページでの啓発、海岸線クリーン作戦や町内会清掃を通じた市民の意識を醸成、空き地等の適切な管理、看板や監視カメラ等の増設による抑止、不法投棄パトロールの一層の強化を図り、北海道や警察などの関係機関とも連携して不法投棄対策を進めてまいりたいと考えております。 以上で、工藤議員の御質問に対する私からのお答えといたします。 ○議長(中井光幸君) 永田教育長。 ◎教育長(永田裕君) 工藤議員の教育委員会所管の御質問にお答え申し上げたいと存じます。 安心・安全な便利で暮らしやすいまちづくりに関する件の一つ目のウ、北斗市内の小学校・中学校のトイレの状況についてでございますが、小学校におきましては、全体で小便器が209基、大便器が350基設置されており、その内訳としまして、大便器は温水洗浄暖房便座付が11基、暖房便座付が16基、何もつかない洋式便器が197基、和式便器が126基、小便器は、人感センサー付及び時間式が90基、プッシュ式が119基となっております。 次に中学校についてでございますが、全体で小便器127基、大便器が216基設置されており、その内訳としまして、大便器は温水洗浄暖房便座付が14基、暖房便座付が2基、何もつかない洋式便器が132基、和式便器が68基、小便器は、人感センサー付及び時間式が118基、プッシュ式が9基となっております。 以上で、工藤議員の御質問に対する私からのお答えといたします。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 再質問させていただきます。 こういうふうにして、資料のようにきっちり数字も出してくれて、本当にこれは見やすくて、感謝です。ありがとうございます。 それでまず一つ目、分庁舎前のトイレ、できたら女子トイレの洋式を、ぜひ座っても、温水にはしなくても、ウォシュレットは要らないので、座ったら温かいぐらいなのにしてほしいなということを一つと、それぞれの年代にちょっと聞いてみました。私より上の年代に、トイレが洋式と和式あったらどっち入るということを聞きました。私より年代の上の人は、もう畳の部屋でも椅子使っているぐらいだから、しゃがめないからもう和式は要らないということで、私と同じぐらいの年代は、そういう考えでした。それと、40代、50代の方に聞いたら、どっちかといえば私たち、その世代が育った世代が洋式なので、できれば洋式、二つあったら洋式に入ると。小さい子、小学生に聞いたら、和式なんて使えないというのが出てきました。ですから、ぜひ、これ見てびっくりしたのは、和式がまだかなりあるのだなということを思いました。 それで、それぞれになのですけれども、北海道ですから、やはり冬は、家の中は暖房ついているとしても、そういう施設とか学校とかは、温かくてどうしようもないような状態ではないと思うので、ぜひ、すぐにはできないでしょうが、計画を立てて、暖房付の、ウォシュレットまではいかなくても、座ったら温かいなと思うぐらいのトイレを設置してほしいのです。分庁舎のところも、公園も、学校もそのようにしてほしいなと思います。ですから、分庁舎の前のトイレで言われてこういう質問になったのですが、分庁舎の前のほうのトイレはどうですか。ここは、二つですので、男子トイレにも1基ついていると思うので、そこのを変えるということは、使ってみてない方、分からないと思うのです。私、言われて座ってみました。本当に冷たくて、あっと思うぐらいでしたので、ぜひ考えてほしいのですが、その辺はいかがですか。分庁舎の隣のトイレの件で。 ○議長(中井光幸君) 小野市民窓口課長。 ◎市民窓口課長(小野義則君) 工藤議員の御質問にお答えしたいと存じます。 便座について要望というのは、これまで受けておりませんでしたが、今回、利用されている市民の方々からそういう要望があった、お話が出たということですので、今後、利用状況とか、あと改修方法、また費用とかを調査していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) ぜひ調査して、誰からも要望なくとしてもあったのですから、1件でも。安心で安全な暮らしをしたいと思っている人がいると思うので、ぜひ調査をして、できる限りそういう方向にいってくれればいいなと思います。それは、それで終わります。 公園と緑地の施設のトイレですが、これは多分、公園とかは11月頃になると閉鎖になるトイレがあるのかなと思いますが、冬でも開いているそういう施設とかはありますか。あったら何件ぐらいあるか、状況を。 ○議長(中井光幸君) 新井都市住宅課長。 ◎都市住宅課長(新井貴行君) 工藤議員の御質問にお答えいたします。 工藤議員がおっしゃるとおり、基本的に各公園の開設期間となる4月から11月までがトイレも開いている期間となります。一部例外といたしまして、運動公園の弓道場が通年利用可能となっているものですから、そこには水洗便器は一つあります。洋式便器が一つあります。あとは、茂辺地ゲートボール場は、夏場は、隣にある公園のトイレを使っているのですけれども、冬になると凍結してしまいますものですから、そちらのトイレ閉めてしまいますので、そちらには仮設トイレのみ設置しております。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。やはり、冬になると開けてないところもあると思いますが、その中でも、やはり和式が多いです。82基もあります。これ、計画を立てて、全部見直しをするような形で変えることはできないものかなと思いますので、それぞれの係があってこういうふうになるのでしょうけれども、都市住宅課の係のほうはそうだと思うのだが、これ観光課のほうでも管理しているトイレがあると思うのですが、そちらはどうですか。 ○議長(中井光幸君) 新川観光課長。 ◎観光課長(新川学君) 工藤議員の御質問にお答えいたします。 観光課の所管するトイレは、全部で当別の駅前のさわやかトイレと、それと修道院の駐車場の脇にございますトラピストのさわやかトイレ、それと観光交流センターの本館と別館にそれぞれございまして、全部で4か所のトイレがございます。このうち、観光交流センターにつきましては、全部で16基ある、用を足すものがあるのですけれども、これにつきましては、全部洋式でございます。和式は一つもございません。一方、さわやかトイレ、当別の2か所の部分につきましては、こちらにつきましては全部で8基ございますが、男女合わせて8基ございますけれども、こちらにつきましても和式は一つもなくて、全部洋式になってございます。 それで、観光交流センターのほうは、洗浄機付の便座も温かいものになっているのですけれども、トラピストが、当別側のほうの部分のトイレにつきましては、これ全部そういったものがついていないものになっておりまして、以前にウォシュレットといいますか、洗浄機付のものを検討したこともございますが、ちょっと凍結防止の関係で、自動水抜栓というようなものがありまして、なかなかちょっとつけられなかったという経緯がございます。ただ、今、暖房便座というようなお話のようですので、こちらにつきましては、電気設備工事で比較的設置をしやすいというふうに考えてはございますけれども、利用状況だとかニーズ、あるいは今後の修繕状況、そういったものを見ながら、全庁的なトイレの設備の考え方なんかも踏まえまして検討していきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。北斗市一の観光名所トラピストですので、ぜひ、もちろんウォシュレットはあそこは駄目だと思います。でも、便座の、今、課長おっしゃったように、温かくすることぐらいはできると思いますので、12月のライトアップのときも行ってみましたけれども、本当に冷たかったです。ですから、できれば便座だけでも温かくしてくれれば、本当にいい観光名所で冬も開いているのですから、トイレに入ったら寒かった、お尻が冷たかったということではなくて、計画を立てて、ぜひ改善してほしいなと思います。それは、そこで、観光課のほうはそれでお願いします。 ただ、公園とかそちらのほうのトイレは、やはり和式はもう必要ないのではないかと思いますので、ぜひそちらのほうも検討してほしいと思います。 それともう一つ、コロナで今、視察とかに行けませんけれども、以前視察に行ってよその庁舎のトイレを借りたとき、思えば和式のトイレというのは一つもなかったような気がします。北斗市も、視察の方がたくさん、今コロナでは来てませんけれども、前のときはたしか来ていたと思うのです。そのときに、ここの3階にもまだ和式のトイレあるのです。ですから、その辺も考えて、庁舎内も全部見直して、1階は全部、女性のほうしか知りませんけれども、和式がなくなってますので、その辺も1回考えてほしいなと思うのですけれども、庁舎の中のトイレの管理というのは、どこでしているものなのですか。和式のトイレのことをどう思われるかお願いします。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) 工藤議員の御質問にお答えしたいと思います。 本庁舎のトイレは、総務課のほうで、庁舎管理の中で所管してしております。数につきまして、現状申し上げますと、身障用のトイレ2台あるのですが、それを除いた部分で申し上げますと、大便器のほうですが、洋式が20基、和式が10基、男女合わせてですけれども、そういうような状況です。ただ、以前は、洋式が13基、和式が17基ということで、今年度の本庁舎の大規模改修に併せてトイレのほうも一部見直しをして、今回このような状況になったという状況です。 ただ、和式について、いろいろ御意見もいただいてますので、今後さらに必要あれば、その辺は検討してまいりたいと思います。 以上です。
    ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。ぜひ、検討するだけではなくて、計画を立てて、一遍にやれることではないと思うので、ぜひやってほしいなと。これ、コロナが収まって、また施設、視察とかできるようになって、北斗にも視察に来て、ここの3階をきっと使うと思うので、トイレに入ったら和式だったと思われないように、それと子ども議会のときも、子供たちが本当に2か所のトイレで右往左往してましたので、もうあのぐらいの歳になると和便は無理だと思うので、ぜひ換えてほしいなと思います。それは、そこで終わります。 それと小・中学校のほうなのですが、やはりまだ和式があったのですね、小学校も、中学校も。びっくりでした。小学校・中学校はウォシュレット付でなくてもいいので、冬でもやはり温かい便座のトイレがいいのではないかなと思います。 この分庁舎のトイレが冷たいということを聞いて、その後でしたか、テレビの番組で、医療番組で、寒いときに湿疹が出る話をしてました。そうしたら、大分前に、今もう社会人になった子供なのですけれども、小学校のときに、学校は大好きでいつも行くのですけれども、トイレに入るのが嫌だと。学校に行きたくないからかいと言ったら、違うと。トイレに入って座ると、お尻がかゆくなるという話をしていたのです。それ、行きたくないから言っているのかなと思う気持ちでいたのですが、実はそれ、寒冷湿疹という病気だったのですよね、今思えば。その頃は知識がないので、ただ行きたくないからそんなこと言っているのだろうというふうに捉えたのですが、その医療番組を見て、なるほどと。その子は、寒い風に当たると湿疹が出るので、小学校のとき、通うときは、もう全部肌を見せないようにして通ってました。だから、学校で大をするときには、お尻を下げると、座るとかゆくなるというのは、それだったのだなと今思って、そう思いました。 ですから、そういう子供たちがひょっとしたら今、アレルギーの子供も、食事のアレルギーもたくさん出てますので、多くなっていますので、いたら困ると思うので、ぜひこのトイレもウォシュレット付でなくていいから、便座は冬だけでも温かくなるような、そんな状況にしてほしいなということと、もう子供たちに聞いたら和式のトイレには入りたくないということ言ってますので、ぜひこの辺も計画を立てて、楽しく学校に行けるような、楽しいって、子供たちは今、楽しいと私の知る範囲では言ってますので、コロナが早く収まってくれて、みんな普通に明るい暮らしができるような学校にしてほしいなと思いますので、ぜひその辺も計画を立てて、改善してほしいなと思うのですが、その辺はいかがですか。 ○議長(中井光幸君) 京谷学校教育課長。 ◎学校教育課長(京谷亨君) 工藤議員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。 小・中学校のトイレの和式が多いという御指摘を今いただいたわけですけれども、先ほど教育長からの答弁にもございましたように、小学校全体としては、洋式化率として考えると64%、それから中学校全体と見ると68%ぐらいが洋式化されているという状況でございまして、議員がおっしゃるように、まだまだ洋式化という部分では、まだ進んでいないのかなと。これにつきましては市長の公約でもございますので、今後、段階的に洋式化に向けた部分を進めていきたいなと考えておるところでございます。 それと、今、併せて寒冷湿疹というお話を聞かさせていただきました。現段階でこの寒冷湿疹のある症状の児童生徒の報告につきましては、学校のほうからは聞いてはおらない状況ではございますけれども、この辺の生徒がおりましたら、保護者から十分にそのような対応の仕方を聞きまして、個々の対応に、状況に応じた対応を今後とも進めてまいりたいなと考えております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。先日の1月の入札で、大野中学校の多目的トイレの新設工事の入札状況が出てました。すてきなトイレができるのだろうなと思って、すごいうれしいなという思いもありました。ぜひ、1回にできることではないと思うので、計画を立てて、ぜひ前向きにやってほしいなと思います。それは、それで終わります。 次は不法投棄の件なのですが、今年度の予算で不法投棄、10万円ちょっとばかり予算高くなってました。それで、不法投棄、3年度でしたら週に1回、金曜日にパトロールするというようなお話でしたが、パトロールの強化、看板、重点箇所を重点的にパトロールするというお話がありましたが、そのパトロールの週1とか、そういうのは変わらないでやるのかどうか、その辺をお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 川島環境課長。 ◎環境課長(川島勉君) 工藤議員の御質問にお答えいたします。 不法投棄パトロール業務委託につきましては、4月から11月の週1回、委託業者によるパトロールの巡回、投棄された廃棄物の回収を行っているところでございまして、令和3年度についても同様に行っておりまして、令和4年度予算についても、同様な業務内容ということで予算は計上させていただいております。 令和3年度につきましては、不法投棄が多かったような場所を16か所でございますけれども、重点箇所ということに設定しまして、そちらをまず重点的にパトロール巡回をするということでパトロールの強化をしてございますし、令和4年度についても数を増やす等考えながらパトロールの強化をしていきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。多分これ、委託するので、週1回のパトロールで年に何回というようなことで委託して委託料決めると思うのですが、私、パトロールしているのを見ました。ごみも拾っている状況も見ました。けれども、ただトラックに「北斗市」と書いてあるトラックでしたので、できたら、あれにズーシーでもでっかくつけて、不法投棄は駄目よとか、そういう目に訴えるような何かをしながらでもパトロールをしたほうがいいかなと自分は思いました。 それと、あと看板はいろいろ立ててもらったりしてしていますけれども、あの看板にあるような、罰せられますよという文言ありますけれども、あれで罰せられた人とか、注意を受けたそういう事例はありますか。 ○議長(中井光幸君) 川島環境課長。 ◎環境課長(川島勉君) お答えいたします。 不法投棄があった場合、基本的にはそのごみの中に、もちろん投棄した者につながるようなものがないか調べておりまして、氏名ですとか住所、そういった個人情報があれば、当然警察のほうに通報をしているわけでございます。 その中で立件に至った件数につきましては、現在、まだ捜査中のものもあるというふうに聞いておりますけれども、また少量であるというようなこと等で厳重注意にとどまるなどで、近年について立件に至ったものはないというふうに聞いてございます。市としても、こういった作業には手間と時間が割かれるわけでございますけれども、こういうことをやっているのだということで、抑止効果も期待できるというふうに思ってございますので、引き続き、毅然とした対応を取っていく必要があるものというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。1,000万円も払ってという、そういうのはないということですね。では、少量だったから許されたということもあるのかもしれませんけれども、これは捨てる人のモラルですから、どういうこと、どうもできないのですが、ただ、不法投棄というか、大量に物が落ちているという連絡しても、結局、毎週金曜日しかパトロールしないような状況だと思うので、もし土曜日に見つけて連絡してもあれですよね、来週、次の週の金曜日でないと拾いに行かないということなのか、それとも職員の方が行って、事前に片付けてくれればいいのですけれども、例えば桜回廊の清川通りのあの道ありますよね、あそこは道道ですから、北斗市の管轄でないからごみは拾わないということになりますか。その辺はどうですか。 ○議長(中井光幸君) 川島環境課長。 ◎環境課長(川島勉君) お答えいたします。 投棄されている物ですとか、量ですとか、緊急度、そういったもので、当然、職員がすぐに行って対応しなければならないというものもあると思いますし、そういった場合はそういうことでやっております。また、そういったものでない場合は、翌週のパトロール業務の中で回収等するということでやってございます。 また、市の所管外の道路につきましても、当然関係機関、道路管理者と連携を取りながらやっていくわけでございますけれども、なかなか対応、道路管理者のほうでできない場合は、市のほうでパトロール等で回収するということでやってございます。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。桜の時期になりますと、清川のせっかく桜が咲いているのに、ポイ捨てが結構落ちているのです。いつも気になって、拾えるものは拾うのですけれども、そうそういつも通る道ではないので、気がつけば拾ってはいるのですけれども、そういうのがあるので、せっかく桜のきれいな花の下にごみが落ちている、がっかりします。多分、観光で来る方も、そう思うと思うのです。今は、コロナであまりそういうのはなくても、やはり桜のシーズン、紅葉のときだって結構皆さん来てましたので、確かに美しいものを見て、下を見るとごみだらけというのはナンセンスだと思うので、その辺、もしできたら市のほうでもパトロールをぜひして、せっかく来る観光客にも楽しんでもらえるような形にぜひしていただきたいなと思います。 それはそれで、お願いでいいですので、これで終わります。よろしくお願いします。 ○議長(中井光幸君) 暫時休憩いたします。 再開は2時15分頃といたします。   (午後 1時57分 休憩) ──────────────────   (午後 2時15分 開議) ○議長(中井光幸君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 5番伊藤洋平君。 ◆5番(伊藤洋平君) -登壇- 通告に従いまして、質問させていただきます。 アウトドア活動振興に関する件。 アウトドア活動は、自然との触れ合いを通じて北海道らしいライフスタイルを提供するとともに、心に豊かさや潤いを与え、個性豊かな人材を育み、魅力あふれる地域づくりに貢献し、将来の北海道の自律的な発展を牽引する大きな可能性を有しています。 最近では、新型コロナウイルスの発生により、おうち時間が増える中、3密を回避できる広い大自然の中で楽しめるアウトドアが再びブームとなっています。 道でも、豊かな北海道を将来の世代に引き継ぐとともに、アウトドア活動の持っている可能性を最大限に生かした地域づくりを進めるため、平成13年に制定したアウトドア活動の振興の基本的な方向を示す北海道アウトドア活動振興条例の第7条第1項の規定に基づき、アウトドア活動の振興に向けた道の施策の方向性を明らかにする北海道アウトドア活動振興推進計画を策定しています。 北斗市におきましても、きじひき高原キャンプ場、上磯ダム公園キャンプ場、湯の沢水辺公園キャンプ場などすばらしいキャンプ場があり、これらのキャンプ場及びアウトドア施設のさらなる利活用を促し、地元の方たちや観光客の方たちに利活用していただくことは年々増加傾向にあるアウトドア需要を後押しし、持続的な観光振興として発展していくものと考えます。 そのようなことから、次のことをお伺いします。 (1)過去5年間の各キャンプ場の利用状況を分かる範囲でお伺いします。 (2)北斗市にある既存のキャンプ場やアウトドア施設などを生かした取組について、現在行われている施策及び令和4年度以降に実施を計画されていることなどがありましたらお伺いします。 (3)学校教育におきましても、新型コロナウイルス感染症対策が続き、様々な行事が中止されている中で、アウトドア施設を生かした取組などを実施することで、新たな学びの創出や学校生活の思い出づくりにもなると思いますが、学校教育においてのアウトドア施設を利用した行事など、現在行われていることや、今後計画されていることがありましたらお伺いします。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- 伊藤議員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。 アウトドア活動振興に関する件の三つ目、学校教育におけるアウトドア施設を利用した取組につきましては、教育長より答弁いたしますので、私から一つ目の過去5年間の各キャンプ場の利用状況と二つ目の既存のキャンプ場やアウトドア施設などを生かした取組についてお答え申し上げたいと存じます。 初めに、北海道アウトドア活動振興条例では、アウトドア活動を自然の中で自然の恵みを受けながら、自然と触れ合うために行われる野外活動と定義されており、本市におきましても、山や森、川や海など雄大で豊かな自然に恵まれ、美しい景観を有するなど、その優位性が発揮される地域であると認識しております。 代表的なアウトドア活動としてキャンプが挙げられますが、市内には3か所のキャンプ場があり、新型コロナウイルス感染症の影響による、いわゆる3密回避の需要などから利用客が大幅な伸びを見せているほか、一般社団法人日本オートキャンプ協会が示したオートキャンプ白書によると、平成24年に720万人だったキャンプ人口が、令和元年度では19%増の860万人まで増加しており、伊藤議員が御指摘のとおり、アウトドア需要を取り込むことは、持続的な観光振興へ寄与するものと認識しているところでございます。 一つ目の過去5年間の各キャンプ場の利用状況についてでございますが、きじひき高原キャンプ場は、平成29度が5,182人、平成30年度が5,409人、令和元年度が6,535人、令和2年度が6,850人、令和3年度が8,559人となり、上磯ダム公園キャンプ場は、平成29年度が1万1,505人、平成30年度が7,613人、令和元年度が1万1,337人、令和2年度が1万908人、令和3年度が1万2,569人、湯の沢水辺公園キャンプ場は、平成29年度4,002人、平成30年度4,116人、令和元年度4,284人、令和2年度5,878人、令和3年度1万15人となっております。 二つ目の既存のキャンプ場やアウトドア施設などを生かした取組についてでございますが、市や北斗市観光協会では、平成22年度から本格的に体験観光事業の取組を始めており、アウトドアに関連した事業としては、これまでに地引き網体験やトマト収穫体験のほか、きじひき高原での星空・朝日・雲海ツアーなど20を超える事業を実施してきたところでございます。 令和4年度以降は、民間事業者が主体的に体験観光商品を販売する予定であり、市としても引き続きアウトドア活動を通じて、滞在型の観光地づくりを推進していきたいと考えております。 以上で、伊藤議員の御質問に対する私からのお答えといたします。 ○議長(中井光幸君) 永田教育長。 ◎教育長(永田裕君) -登壇- 伊藤議員の教育委員会所管の御質問にお答えを申し上げたいと存じます。 アウトドア活動振興に関する件の三つ目、新型コロナウイルス感染症が続く中、学校教育においてのアウトドア施設を利用した行事や今後計画されていることについてでございますが、御承知のとおり新型コロナウイルス感染拡大に伴い、学校教育における様々な行事が制限されるなど、子供たちにとってもストレスのたまる学校生活を強いられているところでございます。 伊藤議員がおっしゃるアウトドアを活用した学校教育の取組につきましては、通常の授業やふるさと学習などに組み入れることにより、新たな発見や広い視野で学ぶことができる大変有効な取組であると認識しております。 現在、学校の立地条件や規模によって取組の内容は異なりますが、学校行事といたしましては、修学旅行や宿泊研修での野外体験の実施、また、授業の一環としては、農林漁業体験学習やスキー学習、自然観察学習など、そして地域の特性を生かした特色ある学校づくりの取組では、木育活動、英語による地域紹介の活動、いかだ下り体験、ソバの種まきから収穫、そしてそば打ち体験、サケのふ化から放流体験活動などが行われております。しかしながら、限られた授業時数の中で、学習指導要領に基づく授業内容もこなしていかなければならず、また新型コロナウイルス感染症対策を講じた中では、アウトドアによる教育活動にも限られる一面もございます。 学校教育といたしましては、これまで各学校で行われている取組の継続とコミュニティ・スクールや、土曜授業において子供たちが新しい発見や記憶に残るようなアウトドアでの体験活動を進めてまいりたいと考えております。 また、タブレットを活用したアウトドア活動に対する知識の習得や楽しみを教えることも大切なことであるとともに、社会教育事業と連携したキャンプやものづくり体験、スポーツ大会など、アウトドア事業への参加を積極的に呼びかけてまいりたいと考えております。 以上で、伊藤議員の御質問に対する私からのお答えといたします。 ○議長(中井光幸君) 5番伊藤洋平君。 ◆5番(伊藤洋平君) それでは、再質問させていただきたいと存じます。 今回、アウトドア活動振興ということで、主に北斗市のキャンプ場をメインとして質問させていただきました。 (1)の質問で、過去5年間のキャンプ場の利用状況を出していただきましたが、こちら、過去5年間としたのは、コロナウイルス発生前と発生後でどのように推移しているのかを確認させていただきたいと思い、5年とさせていただきました。 資料からも分かるとおり、年々増加傾向にありますが、特に令和2年、令和3年になって増えていることが伺えます。いずれの施設もとてもすばらしく、上磯ダム公園キャンプ場、湯の沢水辺公園キャンプ場、あれだけ施設が清掃がされた施設で、利用料無料ですし、また、きじひき高原キャンプ場も整備されたロケーションのいいキャンプ場で、利用料も非常に安く、多くの方に利用されていると思います。 現在も、依然として猛威を振るっております新型コロナウイルスですが、アウトドアブームがコロナ禍といった状況で、以前にも増して盛んになるとは、誰も想像していなかったことと思います。また、SNSにより、キャンプの魅力を知るきっかけが増えたのも一つの要因でありますし、そのほかにも、環境問題の振興によりSDGsの採択など環境への配慮が世界的に広まり、人々の自然志向も高まったことや、防災意識の高まりなどもアウトドアの需要を増やしている要因となっております。 こういった需要に対して利活用を促すと申しましたが、利活用を促すことも大事ですが、需要増によって起こる新たな問題に対して改善するですとか、時代にあった形で見直していかなければならないと思います。そういったことを、具体的なことにはなりますが、これはちょっと再質問ですが、通告しておけばよかったのですが、持続的な観光振興の発展ということで、キャンプ場の利用料に関してちょっとお話しさせていただきたいのですが、きじひき高原キャンプ場の現在の利用料金、これはほかのキャンプ場と比べてもとてもお手頃な価格になっていると思いますが、あれだけ整備の行き届いた施設でこれだけ安い料金で利用できるというのは、利用客にとっては大変ありがたいことですが、植栽管理費や清掃費等、施設運営維持費も結構かかっていると思いますし、また、これから事業を行い収益を上げて、そして再投資といった、そういったサイクルを考えたとき、もう少し頂いてもいいのではないかと思っております。 また、細かいことになりますが、今現在の料金体系見てみますと、320円とか530円とか、端数があるような形にもなっているのですが、大抵キャンプ場を見ますと、500円ですとか1,000円とか、割とはっきりとした端数のない価格で、業務の効率化等も考えられてこういう価格帯なのかもしれませんが、そういったところで確認させていただきたいのですが、今後、利用料金に関して見直していくとか、そういった考えがあるか、検討されているかお伺いいたします。 ○議長(中井光幸君) 新井都市住宅課長。 ◎都市住宅課長(新井貴行君) 伊藤議員の御質問にお答えいたします。 伊藤議員のおっしゃるとおり、現在の利用料金は、バンガローが2,130円、テント6人用までが320円、7人以上が530円となっておりまして、100円以下の端数がついております。これにつきましては、平成6年度にバンガローや管理棟を整備した段階で、その時点では消費税が3%の時代で、消費税を込んだ価格で、バンガローが2,000円、テント6人用までが300円、7人以上が500円という100円以下の端数のつかない単価でしたが、平成9年に消費税が5%、平成26年に消費税が8%、令和元年に消費税が10%になって、今の現在の利用料、端数のついた利用料金となってございます。 確かに100円単位の料金のほうが、受付事務の軽減が図られるとは思いますが、キャンプ場利用者のことを考え、低料金で消費税分のみを値上げした、してきたという経過もございます。現在、市が行っているキャンプ場ということで、低料金でやってきたのですけれども、ほかの市のキャンプ場とかであれば、例えば指定管理だとかの方法で民間に委託して、料金を少し高くしているようなところもあることは分かっておりますが、現状においても市が管理しているということで、今後、何か施設改修などを行って、利用者の利便性が向上して、値上げができるようなタイミングになった場合に料金を見直す考えはありますが、現在のところは、今の料金を維持したいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 5番伊藤洋平君。 ◆5番(伊藤洋平君) 今質問して、すぐ変わるということはないかもしれませんが、やはり先ほど言ったような事業のサイクル、事業を行って収益を上げて、そして再投資をしていくということを考えたときに、ちょっと今の価格だと安いということもありますので、ぜひそういったところを検討していただければと思います。 続きまして、コロナ禍をきっかけにアウトドアを始めた人も多いと思いますが、そこで問題になっていきますのが、キャンプ場のマナーの問題だと思います。このことに関しては、きじひき高原キャンプ場の管理棟の職員の方にも少しお話を聞かせていただきました。これは、先ほどの工藤議員の不法投棄の問題と同じく、個人のモラルの問題のところも大きいのですが、せっかくキャンプ場のすばらしいロケーションを求めて、遠方より足を運んでいただいた利用者の方が、一部の遊び方の知らない、マナーを守れない人たちがいることにより、残念な思いをして帰るということもよく聞かれることです。特に、夜を静かにしている中で、お酒を飲んで騒がれている人たちがいたりするということもお聞きしました。 夜間の管理棟での対応も職員1人とのことですので、非常に苦労される場面もあると思います。このようなことを防ぐためにも、キャンプ場に注意事項を記載した看板が設置されているのは確認していますが、それだけでは抑止できてない場合があると思いますので、そのようなことに対応するためにも、例えば利用客に対して受付の際に注意事項を記載した用紙をお配りになられているかと思うのですが、そういった用紙に確認した上でサインをしてもらうなど、そういったことも一つの取組の手かなと思っております。 今言ったようなマナーに対する問題が起きていると思うのですが、そのマナー違反に対してどのように対策されているのか。また、来年度から考えられているようなことがありましたら、教えていただければと思います。 ○議長(中井光幸君) 新井都市住宅課長。 ◎都市住宅課長(新井貴行君) 伊藤議員の御質問にお答えいたします。 確かに伊藤議員がおっしゃるとおり、コロナ感染拡大によって、キャンプの初心者みたいな方が増えまして、マナーを守らないで、お酒を飲んで利用者同士がもめるだとかというような事例は発生していることは承知しております。 受付の際に、チラシの中に注意事項を書いたビラというのは確かに配っておりますが、その中にあまりきつめな文章にはなっておらず、注意事項として書いているだけなものですから、令和4年度以降につきましては、厳しめの注意事項にして、もし守らなければ、次からの利用は御遠慮していただくようなことを考えたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 5番伊藤洋平君。 ◆5番(伊藤洋平君) こちらの注意に関しては、どこまでするかというのは、管理棟の職員の方たちとも相談して決めていただければと思いますので、そういったことも改善していくように検討していただければと思います。 この需要増に伴い、今のような問題ありますが、そういった問題に対して管理棟の職員の方がおっしゃっていたのは、市の担当職員の方が大変一生懸命対応していただいているということで、本当に感謝しているとお言葉がありましたので、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。 あと、要望としてお話しさせていただきたいのですが、私も過去にきじひき高原に関して質問させていただいたときに、ハイジブランコやモニュメントの設置などの提案をさせていただきました。前回の定例会でも、髙村議員のほうから、きじひき高原に天空のブランコ設置の提案がありましたが、これらはその場所に行く目的を増やす、アクティビティになると思います。現在ありますキャンプ場、メロディーロードやパノラマ展望台から見ることができる景色など、これら一つ一つもアクティビティの一つですが、このアクティビティが増えればその場所に行く目的が増えますし、そこに行く目的が増えれば行動が生まれやすくなり、利用者の滞在時間が増えることにもつながりますし、そこから食事や購買といった次の行動への広がりも検討できますので、例えば景色のいい場所にベンチを配置するだとか、そういった最小単位のものでもいいと思いますので、アクティビティを増やす検討をしていっていただければと思います。これは、今後検討していただきたいという要望になります。 続きまして、(3)の学校教育においてのアウトドア活動振興ですが、アウトドア活動は、教育においても非常に相性がいいということが言われてまして、一つちょっと参考に、スウェーデンのちょっと学習に関して大変世界から注目されているということで、グリーンフィールドというウェブメディアのほうからちょっと内容を抜粋させていただいたのですけれども、スウェーデンの教育システムは、世界から見てもとても高く評価されているということで、一方、日本の教育システムはどうかといいますと、日本の教育システムも先進国の中でもトップクラスで、世界トップ10にも入っていると言われています。ただ、このスウェーデンの教育と日本の教育効果に大きく違いがあるみたいで、それは生活への生活満足度ということなのです。生活満足度が、スウェーデンは先進国40か国中9位なのに対して、日本は40か国中32位に位置づけられているということで、なぜスウェーデンと日本でこういう違いがあるかというのが、スウェーデンの教育システムには、アウトドア教育が取り入れられてまして、そこが関係しているのではないかと言われています。単に机の上で学習するだけではなくて、生活の知恵として子供たちがアウトドア教育を通じて学ぶことによって、健康や幸福感を高めていくと。結果として生活満足度が上がっているという結果になっていると言われています。 また、教育におきまして、北海道のアウトドア活動振興推進計画の素案からなのですが、国内の小・中高生の教育旅行等の目的として、北海道のアウトドアをはじめとした体験型観光メニューの関心が高まっており、受入れ態勢の整備が進められているということで、北海道にはすばらしい景勝地や新鮮な食材を提供する条件がそろっており、体験型観光、特にアウトドア活動は一層の振興が期待されるということも載せられていますので、ぜひ、北斗市でも今、着地型観光のほう、いろいろ会議等で進められていると思いますが、一般の観光客だけではなくて、こういう小・中高生といったところにも着地型観光が当てはまると思いますので、ぜひそういったことも検討して進めていただければと思います。 北斗市には、近くにアウトドア施設がありますので、ぜひそういったところで、実際に星座を見たり、そういったこともふだんなかなかできないような学習にはなりますので、ぜひ取り入れていただければと。また、防災の予備知識としても、キャンプすることなども役立ちますので、そういった野外授業的なこともしてみてはいいのではないかと思い、今回質問させていただきました。 特に再質問ということはないので、もうこれで終わりにしたいと思いますが、新型コロナウイルスの感染拡大で、業界全体見れば、決してポジティブな状況ではありませんが、その一方で、このようにアウトドアのような需要が伸びているものもありますので、そうしたアウトドア施設、北斗市にもアウトドア施設がありますので、ぜひそういったものの利活用促して、北斗市の観光を魅力的なものにつくり上げていっていただければと思います。 以上で、質問を終わらせていただきます。 ○議長(中井光幸君) 永田教育長。 ◎教育長(永田裕君) 伊藤議員のほうから、今、スウェーデンの話も出ていたのですけれども、私もちょっとネットで北欧、スウェーデンの学習について調べてみたのですけれども、実は、私も教育長になる前までは、教室の中で勉強するよりも表に出ていろいろなことをやったほうがいいのではないかというような思いを持っていたのは事実であります。ただ、小学校における授業時数というのが、年間、6年生であれば1,015時間というふうに決められております。そして、行事に使える時間は52時間、そして総合学習に使える時間は70時間というふうに決まっております。これは、日本の文科省のほうで決めた国語だとか算数だとか、そういう時数をクリアしなければならないという決まりになっていることから、特に大規模校、それから町なかにある学校については、非常にやりたくても厳しい状況にあるのかなと。 先ほど申し上げたいろいろな活動をやっている学校というのは、ほとんどが小規模もしくは農産業地にある学校というふうに理解してもらっても結構だと思います。ただ、北斗市におきましては、土曜授業を実施しております。この時間というのは、やはり学力の向上に使っている部分もないわけではないのですけれども、本来、子供たちが家庭に帰ったり、地域と連携を図るための時間ということで、それを学校の中でやろうということを目的につくられたものでありますから、そのようなものを使って、例えばバスに乗って北斗市内のきじひきだとかトラピストだとかというようなところを見に行くということも、私は大事なことではないかなというふうに思っています。 何とか工夫しながら、学校のその授業の計画もあるでしょうけれども、アウトドアに対する取組というものが、将来の子供たち、考えたときに重要なことであるのではないかなというふうにも私も思っておりますので、その辺は、学校のほうとも詰めていきたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。 ◆1番(仲村千鶴子君) -登壇- 通告に従いまして、大きく2点、質問をさせていただきます。 1、子宮頸がん予防ワクチンの定期接種に関する件でございます。 子宮頸がんは、子宮の入り口部分である子宮頸部にできるがんで、今も年間約1万人近くの女性が子宮頸がんにかかり、約2,800人もの女性が亡くなっています。 子宮頸がんの原因であるHPVの感染を防ぐHPVワクチンは、国の2011年度から基金事業を経て、2013年に定期接種となり、小学6年生から高校1年生相当の女子は、接種を希望すれば無料で接種が可能となっております。 一方で、2013年6月より、国は積極的勧奨を差し控えるとしたため、多くの自治体が対象者への通知をやめてしまい、基金事業の際に7割近くあった接種率が1%未満にまでに激減しておりました。 令和3年11月、厚生労働省が開催した専門家会議で、最新の知見を踏まえて、改めてHPVワクチンの安全性がほかの定期接種のワクチンと比べて特に低いわけではないことが確認され、接種によって子宮頸がんを予防できるという有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。 これを踏まえ、令和3年11月26日、積極的勧奨を再開することが決定いたしました。 そこでお伺いします。 (1)当市における令和2年度と令和3年度の対象者数、接種者数をお伺いします。 (2)積極的勧奨に対する当市の今後の対応をお伺いします。 2、男性の育休取得に関する件でございます。 2021年9月に改正育児・介護休業法が閣議決定され、2022年4月よりいよいよ男性育休が段階的に施行されます。 夫婦でも共働きが当たり前になっている現代において、男性が育児に参加する環境の整備は、大きく意味があると言えます。また、子供を産み育てやすい環境づくりも前進するのではないでしょうか。 国連児童基金(ユニセフ)が2019年に発表した子育て支援策に関する報告書では、調査対象となった41か国中、育休の取得可能な期間と給与保障の面で日本は1位でしたが、2019年度の男性の育休取得率は7.48%に過ぎず、先進国では最低の水準です。 政府は、男性の育休取得率を2025年までには30%にすることを目標にしているようです。そのためには、官民挙げた強い覚悟で取り組む必要があると考えますが、当市としての見解をお伺いします。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- 仲村議員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。 1点目の子宮頸がん予防ワクチンの定期接種に関する件についてでございますが、子宮頸がんは、年間約1万1,000人の方が罹患し、40歳までの女性におけるがん死亡要因の第2位となっております。 子宮頸がんのワクチン接種につきましては、仲村議員の御質問にもありますように、HPVワクチンが平成25年4月に予防接種法に基づき定期接種化されており、対象者は小学校6年生から高校1年生相当の女子で、接種回数は3回となっております。 市では、定期接種化に先立ち、平成23年2月から子宮頸がんワクチン接種緊急促進事業として、中学1年生から高校1年生までを対象に接種を実施してきましたが、平成25年6月に、国から積極的勧奨を差し控えるよう通知があったことから、保護者に対しては、「定期接種を中止するものではありませんので、対象者のうち希望者は、接種を受けることができます。有効性とリスクを十分理解した上で接種されますよう、お願いいたします」という表現で個別通知を行い、ワクチン接種を継続したところでございます。 御質問の一つ目、本市における令和2年度と令和3年度の対象者数と接種者数についてでございますが、令和2年度は、対象者数が1,125人、接種者数は61人、106回、令和3年度は、対象者数が1,101人、1月末現在で接種者数は65人、111回となっております。 二つ目の積極的勧奨に対する市の今後の対応についてでございますが、市としても、国の方針を踏まえ、積極的勧奨を再開することとしており、公平な接種機会を確保する観点から、積極的勧奨を控えてきた平成25年度から令和3年度に対象年齢となった方で未接種の方へは、個別通知を行うとともに、ホームページや広報、アプリ等で広く周知していきたいと考えております。 2点目の男性の育休取得に関する件についてでございますが、育児・介護休業法は、子育てや介護など、時間的制約を抱えている時期の労働者の仕事と家庭の両立支援を行い、仕事と家庭の二者択一構造を解消することで、育児・介護離職の防止、ワークライフバランスの実現などを目指したものでございます。仲村議員の御質問にもありますとおり、昨年6月の法改正では、本年4月1日から実施される有期雇用労働者に対する育児休業、介護休業の取得要件緩和を皮切りに、男性の育児参加促進のため、子の出産後8週間以内に4週間まで育児休業を取得可能とする、いわゆる産後パパ育休制度の創設などが段階的に行われることとなっており、厚生労働省では、制度の周知を図るため、全国の都道府県労働局で相談窓口の設置や事業者向けの説明会などを既に実施しているところでございます。 少子高齢化が進行し、人口減少問題を迎える中、少子化の急速な進行は、労働力人口の減少、経済活動の停滞など社会生活に大きな影響を与えるものであることから、市といたしましても、育児休業を取得しやすい雇用環境の整備などを通じた子供を産み育てたい環境づくりは大変重要であると考えておりますので、国や北海道とともに本制度の周知等に努めたいと考えております。 以上で、仲村議員の質問に対するお答えといたします。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。 ◆1番(仲村千鶴子君) 御答弁、大変ありがとうございました。 まず1点目の子宮頸がんワクチンの積極的勧奨についてなのですが、昨年2回ほど全道の公明党女性議員、それから、秋には道南の公明党女性議員、4名なのですが、その2回でオンラインで研修を、講師を招いて研修をさせていただきました。その折りに、ちょうど春先だったものですから、当市の状況はどうなのかなと思いまして、当時、松本課長より平成25年度からの接種者を伺いました。今、市長の答弁の中にもありましたように、平成25年は174名ということで、国からの積極的勧奨がちょっと抑えられる前でしたので、結構人数的には174名と聞いて、結構多いのだなというふうに率直に感じました。それから平成26年からずっともう、10名台、20名台、30名台ということで、今、市長の答弁にもありましたように、令和2年、3年には、60名、70名の人数に激減してしまいました。そのときに、道南の公明党女性議員の研修会の中で、講師の方が、北斗市が北海道内で一番接種率がいいという言葉をいただきました。私は、こんな低い接種率でも、北斗市が一番ということを聞きまして、ちょっと驚き半分、嬉しさ半分でしたけれども、それほどやはり国からの積極的勧奨がなかったこの8年間というのは、本当に、全国、全道もちろんそうなのですが、全国、積極的勧奨がかなり下がったというか、下がったと、国の方向性というのは恐ろしいものだなということを実感いたしました。 ただ、今回、本当に副反応がより低いということで積極的勧奨されたわけなのですが、当時、課長のほうからも、こうやって国からしないということがあっても、北斗市内の小児科の先生がやはり勧めてくれていたと、ずっと。また、当市のほうからも、対象者には国からのリーフレットだとかパンフレットとか送ってましたというふうに、今の市長の答弁にありましたように、地道に、国から言われたからということではなくて、本当に地道に送ってくれたことが、私にとってはちょっと安心材料になったかなと、そう感じました。 これから周知方法としては、ホームページだとかいろいろとなさるようですけれども、やはりワクチンとなると、このコロナの低学年、小さい子供さんたちのワクチンにしても、どうもやはり副反応という部分で、本人はもちろんそうなのですが、保護者の皆さんもちょっと戸惑うところが現実ありまして、子宮頸がんワクチンも、8年前は本当に報道等においてかなり副反応のことについていろいろと報道されましたので、かなり影響があったのかなというふうに思うのですが、今回、こういう形になりまして、もちろんホームページとかもいいと思うのですが、やはり御本人だとか、それから保護者の、やはりそういう、周知徹底というのですか、理解度上げるには、もちろんホームページとかもいいのです。リーフのパンフもいいのですけれども、北斗市独自の何か伝えることがあるのではないかと思うのですが、その辺のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) 仲村議員の御質問にお答えしたいと思います。 子宮頸がんワクチンの積極的な受診勧奨ということで、もともと北斗市は、今、議員がおっしゃられたとおり、個別通知のほうはさせていただいておりました。そのときから、結局、国のほうで周知は積極的にするなということだったのですけれども、周知しなければ、いいのか悪いのかも分からないということがあったので、細々とではありましたけれども、大々的なPRということではなくて、受ける対象ですよということだけは御案内はさせていただいておりました。 今後、今まで機会のなかった方たちに再度連絡をするということと、もう一つは、北斗市におきましては、小学校・中学校・高校と思春期教室というものを実施しております。中学校1年生から高校1年生が一番有効だと思われる対象期間ということになっておりますので、そのときに、中学校で健康教育をする際に、助産師さんにお願いしているのですけれども、そのときにこの子宮頸がんワクチンの話題というか、予防接種についても若干触れていただこうというふうに思っております。 また、周知だけではなくて、説明文書を送付して、保護者、気軽に相談も気軽にできる対応周知というか、そういう部分も、今後検討していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。 ◆1番(仲村千鶴子君) ありがとうございました。私も、次の再質問で、教育現場でもしっかりと子供たちにこの子宮頸がんだとか、そのワクチンのよさを伝えたらどうかなという思いでいたのですけれども、今、課長のほうからそういう話がありましたので、ぜひ子供たち及び保護者の皆さんにも、理解度を深めて、1人でも多くの方がワクチン接種できるように今後取り組んでいただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 また、今市長の答弁でも、過去8年間未接種の方たちにも、国からいろいろこれから考えるようですけれども、国からそういういろいろなことがあった場合は、積極的に取り組んでくださるということですので、とてもありがたいなと思っていますので、どうか国のほうからいろいろなそういうことがありましたら、積極的に取り組んでいただきたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。この質問に関しては、これで終わります。 次に、男性育休取得に関する件でございます。今、市長の答弁を聞きまして、本当に前向きだなというか、全力で取り組んでいくのだろうなと自分勝手に思って聞いてました。いろいろと、やはりほかの自治体の見ますと、やはりなかなか思うようにいかないところもあれば、50%超えている自治体もあるのです。うちの北斗市は、実際のところ、男性育休取得をされた方はおりましたでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) 仲村議員の御質問にお答えいたします。 北斗市役所という形での育児休業の取得状況ですけれども、男性については、平成27年度に1人取得しておりますが、それ以降は取得者ございません。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。 ◆1番(仲村千鶴子君) ということは、いなかったわけではないのですよね。ただ、取らなかった方が多かったという理解でよろしいのですよね。 多分、本当に私もそうなのですけれども、やはりなかなか仕事をしていると、仕事の量ももちろんそうですし、空気感というのもありますし、幾らこういう法があってもなかなか取りにくいというのが現状なのだろうなと思います。ただ、やはりこういう法律ができたわけですから、やはり市長をはじめ管理職の皆さん、どうか取りやすいような環境づくりに徹底していただきたいなと、そのように思っております。 50%育休を取っているところでは、市長は市長に就任してから若い職員の皆さんと意見交換をされて、私、それはすごくいいことだなとずっと思っていました。育休50%のところでも、イクメン座談会というものをちょっと開いて、要するに対象者だとか、これから対象になるであろうなという、そういう人たちを対象にして、何か座談会というのか、そういうことをやるらしいのです。それによって認知度が上がって、何か環境的に取りやすくなったようで、50%を超えるようになったそうなのです。市長、このイクメン座談会みたいなようなものというのは、市長はどのようにお考えですか ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) 男性の育休取得に関する話というのは、私は非常に大事なことだと思っております。子供を産み育てる環境づくりというのもこれは大切なことで、まさに私も市政執行方針の中でお話しした少子化に関するその人口減少問題に対しての話にも起因するものであって、イクメン座談会ですか、そういう形がいいのか、どういう形がいいのかは別として、やはり若い職員とそういった話も私は必要だというふうに思っていますし、実は私、結婚したのが結構遅かったのです。だから、子供も遅く生まれているのですけれども、今もやっていますけれども、両親学級、何か市役所でやっている父親教室だとかありますよね、実はあれには私、行ったのですね。当時、松本課長がまだ課長でなかった時代だったのですけれども、たくさんお父さん来てますから来てくださいと言われて行ったら、さほどお父さん来てなくて、私は一番年上だったということで、そのとき、たまたまお風呂に入れる講習やるのです。一番先にやらせられるのですね、私が。非常につらい思いをした、つらいというか、恥ずかしい思いをしたというか、ただ非常によかったのは、そういった講習を受けたり経験をした中でもって、実は私、3人子供いるのですけれども、3人ともお風呂は全て私が入れるというようなことで、大変いい勉強になったなというふうに思っています。 今回のその制度なのですけれども、これは当然制度としてできたものであれば、積極的に活用していただきたいと思いますし、また役所の中で、例えば、これは民間企業も当然こういったことをやってくれれば大変ありがたいというふうに思っています。そういった中で、市がどういった形で民間に関わり合えるのかは今すぐ答弁というわけにはいきませんけれども、そういったことも検討しながら、こういった制度を利用して、少しでも子供を産み育てる環境づくりというふうなものを推奨していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。 ◆1番(仲村千鶴子君) 市長の体験も踏まえて、大変にありがとうございました。 本当に、市長自らいろいろ体験をされて、3人のお子さんを育て上げられたということですので、後ろに並んでいる管理職の皆さん、どうか若い方たちがそういう届出がありましたら、窓口を大きく開けて受け取っていただければ、50%から60%、60%から70%と取得率も大きく上がって、北斗市の自治体もこうやって頑張っているのだということを全国に知らしめていただければ、私も質問したかいがあったかなと、そう思いますので、どうかこれからも全力で若い職員の皆さんを応援していただけるようによろしくお願いしたいと思います。 以上で、質問を終わります。 ────────────────── △延会の議決  ────────────────── ○議長(中井光幸君) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、本日の会議は、これにて延会することに決定いたしました。 ────────────────── △延会宣告  ────────────────── ○議長(中井光幸君) 本日は、これにて延会いたします。 お疲れさまでした。       (午後 3時09分 延会)...